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若山動物病院ブログ

猫の偏食の原因と対策

猫の偏食

「うちの猫ちゃん、ごはんの好き嫌いが激しくて・・・」
「昨日まで食べてたのに、今日まプイッとするのよね!」
こんなお悩み、ありませんか?
実は猫ちゃんの偏食には、チャントした理由があるんです。

では
猫ちゃんがごはんを食べなくなる原因と、今日からできる対策をご紹介します。

香りと食感にうるさい!

猫ちゃんは、味よりも香りに敏感なんです。
時間が経ってニオイが飛んだフードや冷たいウェットフードには、そっぽを向くことがあります。
また硬めカリカリ派、しっとり派など食感の好みもそれぞれです。

対策としては・・・
ごはんは開封後、なるべく早く使い切ってしまうことです。
基本的にドライフードは、開封後2週間以内に食べ切ってしまうのがベストです

冷たいフードは人肌程度(約40℃)に温めると、香りが立って食いつきがよくなります。
これはドライフードも同じです!

子猫時代の「味の記憶」

子猫の頃に決まった味しか食べていないと、それ以外を受けつけなくなることも。
人間でいう「食べず嫌い」です。

対策としては・・・
子猫期にはいろんな味・形・香りのフードに慣れさせるのが理想です。
でももう子猫じゃ無い・・・
そのような場合には、いつものごはんに少しずつ新しいフードを混ぜて慣らすと良いですよ!

出しっぱなし?

「置き餌」は便利ですが、フードの匂いが飛んで美味しくなくなります。
また、いつでも食べられる安心感から、食事に興味を失うことも。
そのような傾向のある子もいます。

対策としては・・・
朝晩など決まった時間に決まった量を食べさせるか・・・
食べ残しても15分で片づけると「今食べなきゃ!」という気持ちが芽生えます。
ただ猫ちゃんの中には、ダラダラ食べたがる子もいます!

食器や食事場所に要注意

実は、深すぎる器でヒゲが当たるのがイヤという猫ちゃんも。
人通りの多い場所やテレビの前など、落ち着かない場所も食欲をそぐ原因に。

対策としては浅くて広めの陶器の器を使い、静かな場所で食事タイムを設けましょう。

ストレスと運動不足も原因に

遊び不足や退屈も、食欲低下の引き金に。
環境の変化(引っ越し・来客など)も猫ちゃんにとっては大きなストレスです。

対策としては・・・
1日5分でもOK。
猫じゃらしや追いかけっこで遊ぶ時間を作って。
静かで安心できる「ごはんスペース」も忘れずに。

実は体調が悪いことも

急に食べなくなったら、口の痛み(歯周病など)や吐き気、内臓の不調が隠れているかも。

対策】
数日間食べない・元気がない・体重が減った…などの変化があれば、早めに病院へ!

対策としては・・・
数日間食べない・元気がない・体重が減った…などの変化があれば、早めに病院へ!

おやつの与えすぎ?

「ごはんを食べないから」と、ついおやつに頼っていませんか?
でもそれ、猫ちゃんに「鳴けば美味しいものがもらえる」と教えてしまっているかも…。

対策としては・・・
おやつは控えめが良いですよね。
総合栄養食で、しっかり栄養を摂る習慣を。
食べなければ片づけるルールも大切です。

まとめ:偏食には理由があった

猫ちゃんはとても繊細で、ちょっとしたことでごはんを食べなくなります。
でも焦らずにです!
猫ちゃんの気持ちに寄り添ってあげれば、改善の糸口がと見つかります。
「食べない=わがまま」ではなく、「食べたくない理由」があると言うことです!
そのような視点で、チョット向き合ってみてくださいね。