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若山動物病院ブログ

注意喚起⚠️

こんにちは。

千葉県佐倉市「若山動物病院」の松田です。

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関東で初、ペットの猫にSFTH(重症熱性血小板減少症候群)陽性

最近のニュースでも取り上げられていますが、静岡県で感染が確認された60代の方が亡くなられた例や、三重県で感染した猫を診察していた獣医師が呼吸困難で亡くなられた例が確認されています。

過去の統計では西日本で多いとされていたSFTSですが2025年5月、関東で初の茨城県で室内飼いの1歳猫がSFTSウイルスに感染し亡くなった例が確認されました。

実際に人にも感染し亡くなられている例が確認されていることからもSFTSがとても怖い感染症ということがわかります。

SFTSとは2009年に発見された新しいウイルス性出血熱で、主にマダニが媒介します 。症状としては発熱、頭痛、嘔吐、下痢、黄疸などがあり、進行すると出血傾向や多臓器不全を起こす可能性があります。ヒトの致死率は最大で30%、猫では60〜70%にも達し、とても危険です 。

予防

・基本的には室内飼育。

・外出時には念入りにチェック。衣服などについていることがあります。特に暖かい時期は要注意!

・定期的な予防薬の使用 マダニは駆虫薬で予防することが可能です。

犬の予防薬についてはこちらのブログをチェックしてみてください。

SFTSは珍しい感染症ですが、今年は全国的にヒトとペットへの感染例が続いておりこれからの時期、特に注意していく必要があります。