若山動物病院ブログ
迷子
ここ1週間ほど、迷子のお知らせを持って来られる方が急増しています。
「うちの子は大丈夫」と思っていても、予期せぬ出来事で迷子になってしまうことは少なくありません。
もし迷子になってしまったら
まずは落ち着いて、以下の連絡先に確認をしてみてください。
- 最寄りの警察署
- 最寄りの保健所・動物愛護センター
さらに、環境省の『収容動物データ検索サイト』では、各地の保健所や動物保護センターに保護されている動物の情報を確認することができます。
迷子のポスターを作る際は、以下の内容を入れると探している方や見つけた方に伝わりやすくなります。
- 迷子であることを明確に
- 動物の写真
- 種類、性別、年齢
- 特徴
- 迷子になった場所・日時
- 連絡先
また、日頃から顔や全身が分かる写真と一緒に、名前や性別、年齢といった基本情報に加え、予防歴や持病などをまとめたメモを準備しておくと安心です。
迷子時にすぐ活用でき、保護してくださった方や病院への説明もスムーズになります。


『うちの子カード』は迷子時だけでなく、普段から持ち歩くことで、万が一飼い主さんが事故や病気で動けなくなった際にも「お家に小さな家族がいる」ことが伝わり、救護へ向かってくれることもあります。
普段からできる迷子対策
迷子を防ぐ一番の方法は、日ごろから「身元がすぐに分かる工夫」をしておくことです。
- 首輪に 迷子札 をつけて連絡先を明記する
- 狂犬病予防接種でもらえる 済証札 を装着する
- マイクロチップ を入れておく
マイクロチップとは直径1.2mm、長さ8mm程度の円筒形の電子標識器具で、中には世界で唯一の15桁の個体識別番号が記録されています。

外から見えて誰でもすぐわかる迷子札 + 半永久的に識別可能で確実な身元証明としてマイクロチップ、二重の対策をとることで、もしもの時にも安心です。