若山動物病院ブログ
実は…
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。
朝からご飯がもらえず、ちょっと不機嫌そうな病院猫のおきくちゃん (=• ·̭ •= )

実は今日、おきくちゃんは手術を受ける日なのです!
手術の内容は、体の表面にできてしまった3つ腫瘤の摘出。
1年ほど前に左脇腹と右お尻にポコッとできていたのを発見し、しばらく様子を見ていたのですが、急速に大きくなる様子もないので、そのまま様子を見ることに。

今年の夏頃、右脇腹に新たな腫瘤が見つかり、手術することが決まりました。
おきくちゃんは高齢なうえに、今年の春の健康診断で高血圧と心筋症であることがわかっていました。
見つけた腫瘤は3つともまだ小さく、大きくなるスピードがとても遅いということもあり、手術に向けてしっかりと準備期間を設けました。
手術も無事に終わり、術後の状態も安定。

摘出した3つの腫瘤は、専門機関の病理組織検査に出し、3つの腫瘤がいったい何で、良性か悪性かの診断をしてもらいます。
良性であることを願いながら、結果が出るまではドキドキしながら過ごすことになりそうです。
ちなみに、がんに関係する医療用語に「腫瘤(しゅりゅう)」と「腫瘍(しゅよう)」があります。
- 腫瘤(しゅりゅう)
体の表面や臓器にできた「こぶ状の塊」の総称。「できもの」と呼ばれることも。
感染や炎症、マメやタコのような過形成など、原因はさまざまで、腫瘍もこの中に含まれます。
- 「腫瘍(しゅよう)」
「腫瘤(しゅりゅう)」の一種で、体内の細胞が異常かつ過剰に増殖してできた病的な状態。
良性と悪性にわかれているのが特徴です。
おきくちゃんの場合は、原因がまだ特定されていないため「腫瘤」ということになります。
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