若山動物病院ブログ
定期的にチェックを
こんにちは。
千葉県佐倉市「若山動物病院」の松田です。

みなさんはお家で猫ちゃんの爪を切ったことはありますか?
爪をよくみてみると基本的によく研がれている爪は細く長い爪をしています。
しかし高齢の猫で厚く平べったくなっている爪を見たことがあります。
放置してしまうと巻き爪や関接部が圧迫されることによって炎症を起こしてしまう原因にもなります。

このようなことがなぜ起こるのかについてお話ししていきます。
- 加齢による代謝の変化
代謝がゆるやかになり、古い角質がうまくはがれにくくなるため、爪が厚く平たく見えることがあります。
- 爪研ぎの頻度の低下
高齢の場合、爪研ぎの頻度の低下や上手く爪研ぎが出来ないためにそのような状態になってしまうこともあります。
- 栄養不足
爪は「ケラチン」というタンパク質でできています。
そのため、栄養が不足すると、爪が弱くなったり形がいびつになることも。
また定期的に爪切りをしてあげることによって小さな変化にも気づくことができます。爪の根元が赤い、腫れている、爪の色が変わっているときは感染症の可能性がありますので注意してください。
何かあったらその都度写真を撮ることを意識すると病状が伝わりやすいです。
爪の伸びるスピードには個体差がありますが、2〜3週間に一度爪をチェックしてあげてください。
それではまた。