若山動物病院ブログ
最近多いよ
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。
11月に入ってから、目のトラブルで来院する子が多くなりました。
涙が多い、目ヤニが出る、目が開かない、目をショボショボさせる、眼が赤い…
症状はさまざまですが、その原因として「ドライアイ」が関係しているケースが多く見られます。

ドライアイとは「乾性角結膜炎」とも呼ばれ、目の表面を保護する涙の量が低下するだけではなく、涙の“質”が低下することでも起こります。
涙の量や質が十分でない状態が続くと、角膜や結膜の表面に細かな傷がつきやすくなります。

一度ドライアイになると、まばたきをしても乾きが十分に解消されず、角膜の乾燥がさらに進みます。
そのまま放置すると角膜や結膜に炎症を引き起こし、痛みや不快感が出ることもあり、悪化すると視力に影響を与える場合があります。
さらに、角膜が傷つきやすくなることで細菌感染のリスクが高まり、重症化すれば視力障害だけでなく、最悪の場合は失明に至ることもあるため注意が必要です。

お家でできるドライアイ対策
- 目の周りを清潔にする
- 部屋の湿度を保つ
- 暖房の風向きを調整する
- 目の周りを温める
これからの季節は空気が乾燥するため、眼のトラブルが多くなる季節でもあります。
眼のトラブルは早期発見・早期治療が大切なので、何か変だなと思ったらご連絡ください!