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若山動物病院ブログ

たいせつ

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。

今日、12月7日は二十四節気の「大雪(たいせつ)」。
雪が本格的に降り始め、山々が白く覆われ、平地でも雪が降り積もるころを指します。
本格的な寒波である「冬将軍」が訪れるこの季節は、気温が急激に下がり、人だけでなく、ワンちゃん猫ちゃんも冷えを感じやすくなります。

寒さが強まると、体は体温を守るために血管を収縮させ、手足の血液を体の中心へ集めようとします。
寒い時に末端が冷たくなるのは、この自然な働きによるものです。

だからこそ、体の中心をしっかり温めることが冷え対策のポイント。
そこで役立つのが、「腹巻き」です!
お腹をほどよく包み込み、体の芯を温めることで巡りを整え、全身をじんわり温めてくれる冬の味方。
特にシニアの子や冷えやすい体質の子には、小さな変化が体調に現れやすく、日常ケアとしてとても有効です。

腹巻きルーサー

腹巻きを選ぶポイント

  • 保温性が高いもの

温かい室内からお散歩へ出た時も、体温を逃がしにくい素材がおすすめ。

  • 締め付けの少ないもの

きつい腹巻きは血流を妨げ、かえって冷えやストレスの原因に。
ふんわりした心地よさでリラックスできるフィット感のあるものが理想。


冬は冷えが体調に表れやすい季節です。
「体が冷えているサイン」に早く気づいてあげることで、体調の変化にもいち早く気づくことができます。

体の冷えのサイン

  • 肉球・足先・耳が冷たい
  • お腹や背中がひんやりする
  • 毛や皮膚が乾燥している
  • 便がゆるい、便秘が多い
  • 吐くことが増えた
  • 体を丸めて寝ることが増えた
  • 布団から出たがらない
  • 動き始めが硬い
  • 運動量が減った
  • いつもと違うタイミングでオシッコをする
  • オシッコの回数が増えた
  • イライラしやすい
  • 腰痛や関節痛、口腔内などの痛みに敏感になった
  • 不眠、過眠


冷え対策は、内臓や関節の負担を減らし、体の巡りを整えるためにも大切です。
シンプルなケアでも継続することで、健康維持の大きな力になります。