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若山動物病院ブログ

湿気と耳

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。

暑さと湿気が続く夏は、ワンちゃん猫ちゃんの耳の中が蒸れやすくなり、外耳炎が増える季節です。
外耳炎は早めに気付いて適切な治療を受けることで、悪化を防げる場合も少なくありません。
今回は、夏に気を付けたい外耳炎についてご紹介します。

なぜ夏は外耳炎が増える?

高温多湿の環境では、耳の中が蒸れやすくなり、細菌や酵母菌が増えやすくなります。

また、耳の形によってもリスクは異なります。

特に注意したいのは、

  • 垂れ耳のワンちゃん
  • 耳毛が多いワンちゃん
  • 耳の中が湿りやすい子

こうした子は耳の通気性が悪くなりやすいため、普段以上に耳の様子を観察してあげましょう。

自宅で気付けるサイン

外耳炎では次のような様子が見られることがあります。

  • 頭を何度も振る
  • 耳をかゆそうにかく
  • 耳が赤くなっている
  • 耳垢が増えている
  • 耳から嫌なにおいがする

これらの症状が続く場合は、外耳炎の可能性があります。

カイカイルーサー

家で気を付けたいこと

毎日のケアで大切なのは、「やりすぎないこと」です。

ワンちゃん猫ちゃんの耳には自浄作用があり、本来は耳垢などの汚れを少しずつ外へ運び出す働きが備わっています。

そのため、綿棒を耳の奥まで入れたり、何度も繰り返し耳掃除をしたりすると、耳の中を傷つけたり、自浄作用を妨げたりすることがあります。
その結果、かえって耳垢がたまりやすくなり、耳のトラブルにつながることもあります。

お家でケアをする場合は、耳の入り口など目で見える範囲の汚れを、やわらかいコットンやガーゼで優しく拭き取る程度で十分です。

耳の汚れやにおいが気になる場合は、無理にご自宅で掃除を続けるのではなく、動物病院で適切な処置を受けることをおすすめします。


外耳炎は放置すると悪化し、痛みが強くなったり、治療が長引いたりすることもあります。
「少し気になるかな」という段階で受診することが、ワンちゃん猫ちゃんの負担を減らすことにつながります。

夏は耳のトラブルが増えやすい季節です。
普段から耳の様子を観察し、小さな変化を見逃さないようにしてあげましょう。