若山動物病院ブログ
歯科処置
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。
今日は「7歳」と「10歳のワンちゃんの歯科処置がありました。
口腔内の健康状態は、年齢によって違いがあるように思いますが実際は違います。
確かに、年齢が若いと口腔内の状態がいい子は多いですよね。
しかし歳を重ねているからといって、口腔内の状態が悪苦なっているとは限りません。
これは今日歯科処置をおこなった10歳の子の口腔内です。
全体的に歯石がついていて、歯肉の一部が欠けている場所もあります。
歯石を外してみると、ほとんどの歯がグラグラすることなくしっかりと生えています。
しかも歯の根が露出してしまっているものも、ほぼありません。
次に歯科処置をおこなったのは7歳の子。
この子も10歳の子と同様に全体的に歯石がついていて、歯肉の一部が欠けています。
そんなに大きな違いがあるようには見えません。
しかし歯石を外すと、ほぼ全ての歯の根が露出しています。
しかもグラグラと大きく揺れてしまう歯も、多くありました。
歯石があったことで、隣同士の歯と支えあっていた歯もありました。
そのため歯石を外すと同時に抜けてしまった歯も、数本もありました。
抜けてしまった歯を見ると、歯の根本まで歯石がついているのがわかります。
口腔内の健康とは、目で見えているものが全てではありません。
見えていない場所の健康状態でも気を配り、ケアをしていくことが大切です!
ルーサー
口の中の健康は、全身の健康に通じるって言うもんね!
歯石が少なくても歯周菌がいっぱいいたら、ダメなんだよ!
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