シニア犬に見られる老化のサインと注意すべき4つの病気

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シニア犬の老化サイン|歯周病・心臓病・関節疾患・甲状腺機能低下症の早期発見と対処法

すべての動物は、生まれた時から老化していくとも言われます。しかしこれは動物だけのことではありません。生まれ出た生物のすべてが、寿命を迎えその命を閉じるのです。それが自然のことなんでしょうけどね、なんか悲しいですよね…

動物が生きていくためには、様々な条件が必要となります。もちろん空気や気温などの環境も大切な条件の一つですが、それ以外にも個体としての条件があります。

  • 食べないと生きてゆけない
  • ウンチしないと生きてゆけない
  • 眠らないと生きてゆけない
  • 同じ姿勢を長時間続けることは出来ない

Dr.Nyan

生きていくには快食、快便、快眠、そして適度な運動が必要なんです!
これは人もそうですが、犬や猫の世界にも同じように通じることだと思うのです。

目次

当てはまったら要注意!シニア犬の老化サイン チェックリスト

  • 呼んでも反応が遅い、または聞こえていないようだ
  • 目が白くなってきた、または物にぶつかるようになった
  • 歩くスピードが落ち、後ろ足がトボトボとしている
  • 立ち上がる・座るときに時間がかかる
  • 散歩を嫌がる、または途中で止まりたがる
  • 口臭がきつくなった
  • 咳をする、または呼吸が速い
  • 食欲がない、または水をよく飲む
  • 性格が変わった・急に怒りっぽくなった
  • 夜中に鳴く、または昼夜逆転している

老化のサインに気がついてあげよう!

飼い主

最近、呼んでも無視される…嫌われちゃったのかな?

Dr.Nyan

それは嫌われたんじゃないですよ!耳が遠くなってきているだけかもしれません。「呼んでも来ない」「名前を呼んでも振り向かない」は、老化による聴力低下の典型的なサインです。まずはその変化に気づいてあげることが、ケアの第一歩ですよ。

飼い主

超元気だし、まだまだ若いと思ってたのに・・・
それに体の衰えなんか、今まで考えることも無かったわ!

生まれ出た若い命も、時間と共に徐々に老化していきます。そして気がついたら「こんなにも老いていた」なんてことが普通にあります。そんな老化に早く気付くには、見つめ触れてあげることが重要になります。

Dr.Nyan

見つめ合えば見た目の変化に気がつき、
手で触れてあげれば体の変化が、わかりますよね!
見つめ触れ合うことは、とても大切なことなんです。

シニア犬の変化に気づこうとしている飼い主
日々の観察が、老化サインの早期発見につながります

シニア犬の動きの特徴とは?

飼い主

シニア犬の動きって・・・
どんなのかしら?
先生、教えて!

Dr.Nyan

人により感じ方や見え方が違いますが、まずはシニア犬の動きの特徴を挙げてみようね!

  • 胸回りは痩せていないのに、お尻周辺の痩せが目立つ
  • 後ろ姿を見ると「ぁぁお尻が小さくなったな」と感じられる
  • 立つときに「どっこいしょ~っ!」と腰が重たい感じになる
  • 座る時は「よっこいしょ~」となる
  • 歩く時、頭が下がったり背中が落ちたり曲がったりと真っ直ぐではない
  • 散歩の時に歩く勢いが衰え、また引っ張らなくなった
  • 歩く時に前足は歩幅に比べ後ろ足の歩幅が減り、後ろ足を上げることも少なくなりトボトボとしている

実際には、このような動きのすべてが老化現象で起こっているとは限りません。例えば歩き方が変でも、散歩の時などに足腰を痛めるなど何らかの不都合からこのような症状を見せている場合もあります。

「これは年のせい?それとも病気?」——飼い主さんが最も迷うのがこの判断です。

例えば「寝てばかりいる」のは老化の一側面かもしれませんが、「呼んでも起きない」「ぐったりしている」「食欲が全くない」という状態は、内臓疾患や貧血など治療が必要な病気のサインかもしれません。「元気がない」だけでなく、普段との違いを感じたら、まず動物病院でご相談ください。

飼い主

急に怒りっぽくなって…。性格が変わっちゃったのかしらと悲しくなります。

Dr.Nyan

不安や体の違和感が原因のこともあります。性格の問題ではなく、加齢に伴う変化だと捉えて、優しく見守ってあげましょう。痛みを抱えているサインのこともありますので、気になる場合はご相談ください。

飼い主

何が健康で、何が病気なのかの判断が難しいわね!その見極めに迷っちゃう・・・
どのように考えたら良いのかしら?

Dr.Nyan

犬が特別な老け方をするわけじゃありませんよ!
そのような時は、人のお爺ちゃんやお婆さんの姿を思い出して下さい!
足や腰など筋力、視力や噛む力、歩く姿など、人も犬も同じところが同じように老化するんです。

ある日突然のように老ける訳ではありません。個体差はあっても、体は毎日少しずつ変化し老化していくことに間違いはありません。

人も犬も歳を取っていても歩くのが速い場合もあり、見た目だけでは分かりません。しかも体の内面の老いにも個体差があるため、外面だけでなく内面の老いの兆候にも早く気付いてあげることが大切です!

老化サインに気づいたら、生活環境を少し見直してみましょう。

  • 視力が落ちてきたら、家具の配置を変えないようにする
  • フローリングには滑り止めマットを敷く
  • 階段には補助ステップを置く

また、嗅覚が衰えてくると食欲が落ちることがあります。フードを少し温めて香りを立たせるだけで食欲が戻ることも。今日からできる小さな工夫です。

これらは今日からできる小さなケアですが、転倒や関節への負担を大きく減らすことができます。老化は止められませんが、環境を整えることで「快適に過ごせる時間」を延ばすことは十分に可能です。

老齢病とはどのような病気なのでしょう?

飼い主

先生!老齢病って、どんな病気のことを言うんですか?

Dr.Nyan

そうね、チョット漠然としていて難しいですよね・・・
じゃ〜わかりやすく、老齢病について説明するね!

老齢病とはこんな病気を言います!

  • 老齢に特有の病気
  • 老齢に持続する病気
  • 老齢で発症率が変化する病気

Dr.Nyan

シニア犬で特に気を付けなくてはいけない、四つの病気も紹介するね!

シニア犬で気を付けなくてはならない四つの病気

この四つの病気は、シニア犬になると普通のことのように見られます。しかも見方によっては、老いと勘違いしてしまうこともある病気でもあります。

Dr.Nyan

では老齢期に注意しなくちゃならない四つの病気について、説明するね!

【老化のサイン】歯周病で口が臭ぁ~ッ!

シニア犬でとても多く見られるのが、歯周病です!しかも歯周病は口臭がきつくなるので、気がつきやすい病気です。そのような歯周病は予防することができる病気でもあるので、ケアを頑張って下さいね!

シニア犬の約8割が歯周病に罹ってる!

健康な口には、引き締まった健康な歯肉が白い歯をしっかりと支えています。その健康な歯に「歯垢」が付き出すと、トラブルが出始まりです。

「歯垢」は細菌を含んだ粘着性のある無色の膜で、歯肉炎を起こす原因ともなります。この段階で、気がつき対処すれば歯周病へとは進みません。しかし何もせずに放置していくと、歯肉炎から歯周炎へと進んでしまいます。

歯周炎を起こすと、歯肉と歯根の間にすき間ができる「歯周ポケット」と呼ばれるものが出来てしまいます。この「歯周ポケット」の中で歯周病菌が増えると歯周組織が破壊され、歯がガタツキ抜けてしまうのです。

シニア犬の歯肉の状態を確認している様子
歯周病の進行を防ぐには、日頃からの歯磨き習慣が重要です

歯周病を起こすと、傷ついた歯肉の血管から細菌が入り込んでいきます。そして血液の流れにのった細菌は脳や腎臓、心臓、肺、関節へと運ばれ、そこで悪さをしてしまいます。その結果、様々な病気を引き起こし健康に重大な影響を与えてしまうのです。

当然ですが歯周病は痛いので食欲が落ちてしまいます。また場合によっては痛みから、水を飲むのも辛いこともあります。

歯が痛くてお腹が減っても食べられない、喉が渇いても水が飲めない——それだけで体力はどんどん落ちてしまいます。しかも歯周病は、心臓など体の様々な臓器にまでトラブルを引き起こす、奥の深い怖い病気なのです。

Dr.Nyan

歯周病の予防には、毎日の歯磨きが重要なんだよ!そのためシニア犬になってから困らないように、若い頃から歯磨きの習慣をつけておく事がとっても大切なんですよ!

犬の歯磨きをしている様子
シニア犬になってから困らないよう、若い頃から歯磨きの習慣をつけておきましょう

今まで歯磨きの習慣が無い、また歯磨きを嫌がるなど歯磨きが出来ないシニア犬もいます。そのような場合には他にも口腔内のケアの方法がありますので、ご相談下さいね。

Dr.Nyan

病気を治すことを、手当と言いますよね?
手当とは痛い場所に“”を“てる”から、手当なんです!
口の中の手当は、飼い主さんの愛情からですよ

【老化のサイン】心臓病から咳が出ちゃ

7歳以上の犬の約25%が、心臓病に罹っていると言われています。心臓病が悪化して心臓の機能が落ちると、弁膜症や心筋症など慢性心不全の状態へと陥ってしまいます。しかも心臓病は発症すると命に関わる状態へ進行することもあります。

心臓病の多くは、心臓の弁がうまく閉じないために起きます。しかも悪い事に、心臓病は初期の段階では無症状であることがほとんどなのです。そのため何らかの症状が見られた時は、心臓の機能がだいぶ悪化してしまっています。

心臓は全身に血液を送っている、ポンプのような働きをしています。血液は全身の細胞の活動源としての酸素と栄養を運び、二酸化炭素と老廃物を体外に出す仕事を手伝っています。しかも心臓は生まれてから死を迎えるまで、休むこと無く働き続けています。

Dr.Nyan

もし心臓の働きが落ちてしまったら、どうなることでしょう。考えただけでもチョット怖いですよね!

心臓病になると咳がでる!

Dr.Nyan

咳は、肺や気管など呼吸器に何らかの問題が起こると見られる症状の一つです。
ではなぜ心臓病になると、咳が出るのでしょう?

シニア犬になるにつれ徐々に血管が硬くなり、血液がスムーズに流れなくなってきます。そのため心臓はスムーズに血液を流そうと頑張るため、心臓にかかる負担も大きくなります。

また心臓には血液の流れをスムーズにするための「弁」があります。しかし老化などの原因により、この「弁」の動きが悪くなると血液の流れをうまくコントロール出来なくなってしまいます。

このような状態になると、肺のなかの血液の流れが悪くなり肺の中に血液が溜まってしまいます。肺に血液が溜まると血液中の水分が肺にしみ出してしまいます。そしてその水分を体の外に排出しようとして咳が出てしまうのです。

また肺に水が溜まってしまうと息切れを起こすだけでなく、動くのを嫌がったり食欲や体重が落ち、失神したり呼吸困難などの症状が見られるようになります。

どうすればいい

心臓の状態を詳細に検査し、必要な治療を開始します。もし心臓が悪い場合に、薬を使用すると生活の質が大きく向上します!ただ薬を使うだけが治療ではありませんので、食事の内容や運動、環境を見直します。

まず食べ物は、心臓に負担になる塩分を控えるため低ナトリウム食を与えます。動物病院で処方している、心臓病の時に食べさせる療法食を使用するのも良いでしょう。手作り食の場合には、注意して下さいね!

心臓に負担がかかるような運動は避けます。暑すぎる、寒すぎる、また急激な温度変化などがあると症状の悪化が見られますので、注意が必要です。心臓病は怖い病気ですので、総合的なケアが必要になりますのでご相談下さいね!

【老化のサイン】腰が脚が痛いぞぉ~

人も50歳を過ぎると膝の関節が痛んだり、階段の昇り降りや立ったり座ったりがつらいとか、肘が曲げられないなんて事になっている方もいることでしょう。これは関節の軟骨組織の構造と組成に変化が起きてしまい、関節がスムーズに動かなくなり痛むという、誰でもが歳をとると感じる「老化のサイン」です。

シニア犬も人と同じように椎間板ヘルニアになったり、骨関節炎や変形脊椎症、変形関節症になります。しかも、それも皆さんが思う以上に痛みに苦しんでいるシニア犬が多いのです。

  • 胸回りは痩せないのにお尻周辺が痩せた
  • 後ろ姿を見ると「お尻が小さくなったな」
  • 前足は歩幅も大きく動かしてるのに
  • 後ろ足がトボトボとした感じになっている
  • 立ち上がる時に「どっこいしょ~っ!」
  • 座るまで時間がかかり座る時は「よっこいしょ~」
  • ソファーや高いところに上れない
関節に痛みを抱えるシニア犬
後ろ足のふらつきや立ち上がりの辛そうな様子は、関節疾患のサインです

散歩をしているシニア犬で「頭が下がり背中が丸くなって歩いている」姿を見た事はありませんか?そんな姿を見て、どこか痛いのかなって感じる人は少ないようです。もし人で、うつむきながら背中を丸く曲げて歩いていたら「腰かお腹が痛いのかな」と思うことでしょう。これはシニア犬でも同じことが言えます。

「散歩に行きたがらない」のは老化による意欲低下だけでなく、関節炎による痛みが原因のことも多くあります。歩きたくないのか、痛くて歩けないのか——その見極めのためにも、ぜひ診察でチェックしてみてください。

老齢が原因となる関節の障害は、発症すると治ることのない病気です。そのため少しでも早く発見し、進行を抑えるために適切な処置や治療を行わないと生活の質(QOL)が大きく低下してしまうことがあります

どうすればいい

関節炎などを予防するには、若いときからの適度な運動と食餌の管理です。そして太らせずに筋力を付けておく体重管理が、絶対的に必要になります。

肥満にさせたくないからといって運動もさせずに減量を行えば、筋力のないメタボのシニア犬になってしまいます。関節に負担をかけるフローリングや固い床は避け、適正な運動を続けて筋肉を落とさないようにします。

痛みがある場合は、以下の治療・ケアを組み合わせて対応します。

  • 症状の緩和や痛みコントロールのために消炎鎮痛剤を投与する
  • 軟骨の摩耗防止に、グルコサミンやMSMなどを含むサプリメントを使用する
  • 温浴・温灸・ヒートパック・マッサージ・軽めの運動を取り入れる
  • 運動は様子を見ながら段階的に増やしていく

飼い主とシニア犬との間の限られた時間を有効に過ごしてもらう、思い残すことなく達成感を味あわせてあげるには、家庭で出来る処置法を取り入れることが大切です。

【老化のサイン】老化と勘違いしやすい甲状腺機能低下症

飼い主

うちの犬、最近ずっと寝てばかりで…。疲れているんだろうから静かにしておいてあげようと思って、そっとしておいたのよ。でもそれって正しいの?
老化しちゃったのね〜

Dr.Nyan

ちょっと待って!「そっとしておく=親切」とは限らないんです。
刺激が減ると、脳や体の老化がかえって早まることも。
それに、その「寝てばかり」は本当に老化からなの…?
甲状腺機能低下症ってこともあるんだよ!

甲状腺とは

甲状腺は喉の両側にある、「新陳代謝を促進するホルモン」を分泌する腺です。甲状腺は小さくて柔らかいので、外から見ても触れても良くわかりません。

もし人で甲状腺ホルモンが不足してしまうと、新生児では脳の発育や成長が遅くなり、またオタマジャクシはカエルになれません。しかも甲状腺ホルモンが全く分泌されなかった場合には、1ヶ月ぐらいしか生きられないと言われています。このように甲状腺ホルモンは、発育や成長に欠かすことができないホルモンなのです。

シニアになり自然に新陳代謝が低下している所に甲状腺機能低下症が起きてしまうと、さらに新陳代謝が悪くなります。

甲状腺機能低下症の症状

甲状腺機能低下症になると、以下のような症状が見られるようになります。

  • 運動を嫌がり運動量が落ちてくる
  • ゴロゴロ寝てばかりいる
  • 頭脳の衰え
  • 毛が薄くなり毛が伸びるのが遅い
  • 尾がラットの尾みたいになる
  • 皮膚が厚く冷たく腫れたようになる
  • 寒がる

飼い主

あらら、これらの症状って・・・
まるで普通の老化現象とそっくりなのね
でもこれらの症状って、病気の症状だなんて驚き!

元気がなくぐったりしているシニア犬
「ぼーっとして元気がない」は老化だけでなく、甲状腺機能低下症のサインである場合があります

どうすればいい

もし甲状腺機能低下症と診断された場合には、薬を飲ませなくてはなりません。

飼い主

薬を飲むようになったら活発に動くようになり、散歩も大喜びになった!
あれほど生えなかった毛が、生えてきちゃったのよ!
若返ったのかしら?

Dr.Nyan

よかったですよね!
でもそれって変身したのでも若返ったわけでも無いんだよ!
あるべき本来の姿に戻っただけ!

甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンが分泌されない病気なので、治らない限りは一生薬を飲み続ける必要があります。

飼い主

一生、薬を飲まなくちゃならないのね?
なんか気が重くなるけど・・・
でもこの笑顔と元気な姿を見ちゃうとね、頑張らなくちゃって思っちゃう!

老化は止めることはできませんが、進行を遅らせることは十分に可能です。嗅覚を刺激する知育玩具や宝探しゲーム、短い散歩でのにおい嗅ぎタイムは、脳への刺激となり認知機能低下(認知症)の予防につながります。

また視力が落ちてきた子には、声かけや手のぬくもりで安心感を与えてあげましょう。五感の衰えを「できないこと」としてではなく、「別のかたちでケアできる」と前向きに捉えてみてください。

まとめ・シニア犬の扱いの考え方

  • 体に起こった問題を早期に見つけ出し改善する
  • 病気は初期のうちに回避する
  • 発症を遅らせるように努力する
  • 体重とコンディション、QOLを維持していく

もし病気の治療の結果として苦しみQOLが低下するのであれば…その治療は好ましいものではない、そう思います。

「老化だと思っていたら、実は心臓病や関節炎の痛みだった」というケースは、臨床の現場では非常に多く見られます。半年に一度の健康診断で、老化と病気をしっかり区別することが、シニア犬の「穏やかで長い老後」への第一歩です。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

⚠️ 「老化」に見えても、実は病気のサインのことがあります

  • 水をよく飲む・尿が多い → 腎不全や糖尿病の可能性
  • お腹がふっくらしてきた → 腹水や腫瘍の可能性
  • 急に痩せてきた → 消化器疾患や癌の可能性

これらは「年のせい」と見過ごされがちですが、早期発見・早期治療で大きく変わります。気になる変化があれば、迷わずご相談を。

老化は、愛犬が長く生きてくれた証です。その変化に寄り添い、できることをひとつひとつ。それがこれからの新しい楽しみになります。先生として、いつもそばでサポートしますね。

飼い主

年のせいだと思っていたけど、病気が隠れていることもあるのね…。

Dr.Nyan

もう歳だからで終わらせず、小さな変化に気づいてあげることが、シニア犬の快適な毎日につながるんですよ。

筆者・若山正之(Dr.Nyan)のプロフィール

若山動物病院院長 獣医師 若山正之(Dr.Nyan)のプロフィール写真

本記事は、犬・猫の診療を行う獣医師・若山正之が監修・執筆しています。
1975年より小動物臨床に従事し、現在は若山動物病院院長として地域医療に携わっています。長年の臨床経験に基づき、一般診療から予防医療、シニア医療まで幅広く対応しています。

特に、病気の早期発見・早期対応を重視し、飼い主様にわかりやすい説明と納得いただける診療を心がけています。また、幹細胞療法や免疫療法などの先進医療にも取り組み、動物の生活の質(QOL)を重視した治療を提供しています。
これまでに一般飼い主様向けのセミナーや講演活動を多数行い、正しい医療知識の普及にも尽力しています。著書に『老犬生活 完全ガイド』『犬と猫の老齢介護エキスパートブック』などがあります。
本記事は最新の獣医療知見と臨床経験をもとに作成していますが、症状や状態によって対応は異なるため、気になる症状がある場合はお早めに動物病院へご相談ください。