若山動物病院ブログ
快適、快適
こんにちは
千葉県佐倉市『若山動物病院』の松田です。
最近寒かったり暖かくなったりと寒暖差のある日が続きますね。(>_<)
わんちゃんねこちゃん達は毛に覆われていて、汗腺がほとんどなく汗をかいて熱を下げることが出来ないので、人と比べて体温調節が苦手です。
そのなかでもわんちゃんは口でハァハァ呼吸することで唾液を蒸発させ、気化熱を利用して体温を下げて体温調節をしています（パンティング）。ねこちゃんは丁度いい気温の場所に移動していったり、グルーミングをして唾液の気加熱で体温を下げることがあります。
わんちゃんねこちゃんは気温が低くなるとお腹を下してしまったり、体調を崩してしまうリスクが高まります。逆に高くなると熱中症リスクが高くなりますので注意しましょう。
そこで今回のテーマです。
皆さんはわんちゃんねこちゃんにとっての適温がどのくらいか知っていますか？
基本的には20〜25度が適温と言われています。
人が快適に過ごせる気温と考えていただいて大丈夫です。
今回は、わんちゃんねこちゃんたちにとって快適な環境を作ってあげるための方法をご紹介したいと思います。
★エアコンで温度と湿度を調節する
エアコンの温度を適温に設定しましょう。湿度にも注意が必要です、わんちゃんの場合湿度が高いとパンティングによる唾液の蒸発が起きにくくなってしまい体温調節が難しくなります。特に湿度高い梅雨の時期ですね。
★色々な部屋に移動できるように
わんちゃんねこちゃん達が不快に感じた時に部屋を移動できるように、通路を開けてあげましょう。
★ペットマットを敷きましょう
ヒートマットや冷感マットなどを敷いてあげると好きな時に暖められたり、涼しくなれます。
こちらはヒートマットの写真です。
この季節の変わり目には寒暖差が激しく体調を崩してしまう子が多いです。
1日のうち大半の時間を過ごすお部屋の環境を一定にしてあげることで、わんちゃんねこちゃんたちの快適な環境作りを心がけていきましょう。