若山動物病院ブログ
予防は大切!
本日からの半年ごとの体調チェックと検診のため、休診です。
70年以上も使っている、この体・・・
考えてみれば、ガタが来てもおかしくはありませんよね!
体を建物に例えるなら、血管は水道管、腸や尿道は下水道、歯や胃は台所なんでしょうか?
築70年の家だと、住むにはフルリフォーム・・・全面改修となりますよね・・・
体はフルリフォームどころか、リフォームさえ出来ないよ!
水道管の耐用年数は、約40年なんですって!
それを超えて使い続けると、サビたり汚れて詰まったりして水道管に穴が開いたり破裂を起こしかねないとか・・
水道管の詰まりは、血管で言えば「動脈硬化」や「血栓症」ですよね。
水道管の詰まりは・・・
体で言えば、血管が細くなる「動脈硬化」や詰まってしまう妻「血栓症」ね。
水道には水を送り出すポンプがありますが、これは心臓です。心臓の筋肉=心筋は出産前の母のお腹の中にいる時、つまり胎児の時には細胞分裂をしますが生まれた後は細胞分裂はしません。
ちなみ脳の中の神経細胞も心筋と同じように、出生後は二度と細胞分裂をしません。
つまり心臓も脳も一生の間、同じ細胞を使い続けなくてならないんです!
えッ?そうなの????
じゃ心臓も脳も痛んだら再生しないってことは??
徐々に死に近づいちゃうってこと?
て
そうですよね!
それじゃ無くても、加齢に伴い心臓なんかもずつ弱っていきますもんね。
しかも耐用年数を超えて使っている臓器を、一時的に休ませることはできませんし。
聞くところによると、心臓の耐用年数は50年ぐらいとか・・・
腎臓は60~70年
体の中で一番老化が早いのは、腸なんですって!
そうそう・・・
脳は150年とも聞いたんですが・・・どうなんでしょうね?
でも・・・
本当に、そんなに脳って頑張ることが出来るのかなって思う事もあります。
だって・・・
心臓とか腎臓の老化って自覚できませんが、脳の老化って自覚できますし・・・
それでも・・・
ヒトって体を大切にして暮らせば、100歳前後までは生きられるとも言われています。
ヒトで100歳なら、俺は何歳まで生きられるんだろう?
猫の長寿No.1は、40歳近くとも言うしさ・・・
要は、内臓は耐久年数を過ぎても大切に使えば長持ちするってことなんでしょうね!
ちなみ心不全も腎不全も、また脳の萎縮の早さもある程度は予防することが出来るそうですよ!
皆さんも定期的に健康診断を受けて、自分の身を守って下さいね!
長生きの秘訣は・・・
健康診断の内容と主治医の先生の力量、そして自分自身の努力です!