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若山動物病院ブログ

謎の光・X線

名札が曲がってますよ!
そんな事を、たまに言われちゃうことがあります。

実は、この胸に付いているのは名札ではありません。
これは「フィルムバッジ」と言って、名札じゃありません!

私たち獣医師や動物看護師など動物病院のスタッフは、検査などでレントゲン撮影をしています。
レントゲン撮影機はX線を出すのですが、このX線は放射線のひとつなんです。

と言う事は・・・
レントゲン撮影をするたびに、放射線を被ばくする可能性があります。

しかし放射線は眼に見えません。
そのため、どれくらい被ばくしているのかはわかりません。

そこで被ばく量を測定するためのアイテムが、この「フィルムバッジ」んなんです。
つまり、どれだけ自分が被ばくしたのかを測定するためのバッチなんです。

この「フィルムバッジ」は毎月新しいものと交換し、古いものは交検査センターに出して被ばく量を検査してもらいます。
「フィルムバッジ」は男性は胸に、女性は腹につけます。

皆さん、病院に行って不思議に思ったことはありませんか?

あっちの病院じゃ「レントゲン室」、こっちの病院じゃ「X線室」って書いてあるっし・・・
「レントゲン室」と「X線室」って、気がついたことありますか?
でもレントゲンにX線って、いったい何でしょう?

実はレントゲンとは、ドイツの物理学者の名前なんです。
このレントゲンは研究中に、偶然にも物質を透過する見えない「謎の光」を発見したのです。

そしてこの「謎の光」を研究したことにより、レントゲンはノーベル賞を受賞しました。
そのレントゲンが「謎の光をX線」と名付けたため、X線をレントゲンと呼ぶことにもなったのです。
つまりレントゲンもX線も、同じモノなんです。