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若山動物病院ブログ

ぷっくり「でべそ」

お腹の真ん中が「ポッコリ」膨らんでます。
ここは生まれたときにあった「へその緒」の場所です。

「へその緒」は母から胎盤を介して栄養や酸素を貰ったり、老廃物を処理してもらう大切な管です。
そのため、「へその緒」をお腹化の中に通すための穴が、お腹に開いてます。

「へその緒」は生物学には「臍帯・さいたい」って言うんだよ!

へその緒は、生まれた後に乾燥して落ちてしまいます。
この際にお腹の穴はふさがってしまいますが、生まれて間もない時は完全に閉じていません。

そのため鳴いたりなどお腹に力が加わると、その部分から脂肪や超などお腹の中のもの飛び出してしまいます。この状態「臍ヘルニア」、いわゆる「でべそ」と言います。

赤矢印が「でべそ」、緑矢印は「乳首」です

穴の部分からお腹の中の脂肪が飛び出してれば良いのですが、場合によっては腸が出てしまっていることもあります。
お腹の中の腸が、出たり入ったりしている場合もあります。
成長するに連れ自然に穴が塞がることもありますが、治らないこともあります。

そんな「臍ヘルニア」を軽く考えてると、腸が出ちゃうと命に関わることもあるので注意が必要になります。

「でべそ」は、ワンちゃんに多く見られるんだよね!
そして、猫には少ないの!

ヒトでは子供の場合には、早い時期から「臍ヘルニア」を圧迫する治療法が行われています。
そこの部分を圧迫しておくと、お腹の中のものが飛び出してこなくなり自然に治ることがあるからです。
ただ圧迫しても引っ込まない場合には、手術が必要になる場合もあります。

今回の子の場合は、圧迫しても引っ込みませんので、不妊手術の際に併せて手術となりました。
見た目「臍ヘルニア」は小さかったのですが、やはり癒着などがありチョット手間取りましたが無事に終了!