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若山動物病院ブログ

ただいま培養中

当院では再生医療としての幹細胞、また免疫療法としてナチュラルキラー細胞などのリンパ球の培養を行なってます。
当然ですが、ワンちゃん猫ちゃんの治療用の培養です。

培養とは体の中から培養する細胞を取り出して、その細胞を人工的な環境の中で外で生かし続け増やす技術です。

細胞が増えると言うことは、当然ですが細菌も増えやすい環境なんです。
そのためホコリや細菌が混じり込まないような特別な環境の中で、操作が行われています。

細胞を培養するには、その細胞が生きていた環境と似た環境を作る必要があります。
そのためには細胞が元気に増えるよう、温度や湿度、気体組成を整え培養環境を厳密に管理しています。
そのような環境は、インキュベーター(培養器)と呼ばれる機械の中で作られ、温度37℃、湿度は約95%、酸素濃度20%、二酸化炭素濃度5%で一定に保たれています。

リンパ球は培養が完了する日に合わせて、治療の予定日を組む必要があります。
しかし幹細胞は「マイナス80℃の超低温冷蔵庫」で保存が可能です。
そのため再生医療が必要なときに、凍結保存しておいた幹細胞を移植できる状態にして治療に使用することができます。

育ちつつある幹細胞です

ちなみ大きな臓器は凍結してしまうと、その機能は壊れてしまいます。
しかし小さな細胞は、凍結しても細胞としての機能を失うことはありません。

リンパ球にしろ幹細胞にしろ細胞を体外に取り出し培養すると、その性質が変わってしまうのではとの質問を受けます。
しかし、そのようなことはありません。

免疫療法や再生医療に興味のある飼い主さんは、是非ともご相談ください!

免疫療法では、血液中のリンパ球を培養します。
培養するリンパ球の種類は目的により異なります。
当院では以下のリンパ球を培養しています

・リンパ球全体
・NK細胞
・樹状細胞

再生医療では、脂肪の中の幹細胞を培養しています。
・幹細胞

結構育った幹細胞です!
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