若山動物病院ブログ
飲んじゃったよ!
ピンブラシがいつもの場所じゃない所に転がっていたんです。
見たらピンが、何本か抜けて無いんです。
どこそ探しても、落ちてないんです・・・
ピンなんか、置いといて勝手に抜けるモノでも無い・・・
そこにあったモノが、気がついたら無い・・・
ひょっとして、飲んじゃったかも?
そんな思いに駆られたことがありませんか??
しかもそのような時には、思いっきり悩んでしまいますよね?
「様子を見ていて良いのか」
「家で何か対処方法があるのか?」
「動物病院を受診した方が良いのか」
今回はピンブラシのピンですから、即受診です!
数えてみたら、抜けていたピンの本数は10本以上も・・・
ワンちゃんでは、誤飲誤食をしてしまうことが多々あります。
飲み込む瞬間を見ていたらなともかく、そこにあったものが無いなんてことがあります。
単純に置き忘れなら良いのですが、もしかして飲み込んでしまったかと思うようなことがあったら気が気じゃありませんよね!
普通は、食べた物は飲み込む食道を通り胃に入ります。
そして胃から出て小腸、大腸と進みウンチになって肛門から出ていきます。
誤食しても肛門まで無事に通ってくれば嬉しいのですが、途中で動かなくなってしまった場合には危険が伴います。
大きなモノや腐食性のあるモノ、角張っていたり突起があるモノ、糸状のモノなどは、食道や胃・腸に傷つけたり穴が開けてしまうこともあります。
今回は、お腹を切らずに最後の1本まで無事に回収できました。
飲んだピンは14本・・・・
どんな味だったのでしょうね??
もし何か食べてしまった時には、以下のことをお伝えください。
- 何を(同じようなモノがあればお持ちください!)
- どのくらいの量を
- 飲み込んでから経過した時間
誤食の予防方法は、とにかく「危険と思われるモノ」は、届くところに置かないことが一番です。
もし、口にしてしまった場合は慌てずに冷静に対応です。
今回は、お腹を切ること無く無事に済みました!