若山動物病院ブログ
やらかし
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。
数日前からお腹の調子を崩して来院する子が多くなりました。
食べている物や生活環境が違うにも関わらず似たような症状で来院しているとなると、考えられる原因は寒暖差の影響による腸内環境のズレ。
腸内には善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7の割合で数多くの細菌が暮らしています。
何らかの原因で善玉菌が減ってしまったり悪玉菌が増えてしまったりして腸内細菌のバランスが乱れてしまうと嘔吐や下痢などの消化器症状が出てしまうことがあります。
下痢や嘔吐以外で来院された方にも「今の時季はお腹の調子が崩れやすいから気をつけてくださいね」と声をかけ続けていたにも関わらず、やらかしてしまいました…。
病院犬たちのウンチが変!!
最初はいいウンチなのに後半になるにつれて柔らかさが増し、最後は粘液まで出てしまっています。
このウンチは誰のものなのか、早急に特定しなければいけません。
ロイスは目の前でいいウンチをしてくれたので除外。
シロちゃんにしてはウンチの量が多く、顔つきもいつもと変わらないので大丈夫そう。
そうなると3頭の中で一番お腹が弱いルーサーか。
ルーサーのお腹を触ると少し張っているようにも感じる (¯―¯٥)
ということで、最も怪しいルーサーに整腸剤を飲ませて様子を見ることに。
その数十分後、再び病院犬たちのトイレに変なウンチが…。
しかも症状が進んでさらにドロドロウンチになってる!
いつもならルーサーは整腸剤を飲めばすぐに症状が落ち着くのに、ウンチの状態が悪化するのはおかしい (´◦ω◦`; )
ルーサーのウンチじゃないなら考えられるのはシロちゃんだけ。
しばらくシロちゃんの様子を観察していると、お腹がものすごい勢いでギュルギュル鳴ってる!
急いで整腸剤を飲ませてお腹を温めるために腹巻きを着用。
お腹が温められて気持ちいいのか、ニコニコ笑顔でベッドでリラックスしているシロちゃん ▽ ´ﻌ` ▽
このままウンチの調子が良くなってくれることを願います!