若山動物病院ブログ
またまた失態・・・
我々獣医師が、治療中に噛みつかれてしまうことがあります。
他の先生ですが、中には大きなケガとなってしまったなんてこともありました。
例えば・・・
顔を噛まれて・・・顔の縫った傷を見ましたが、結構目立ってました!
腕を噛まれて骨折してしまった・・・これって痛いですよね!
左手薬指を噛み切られた・・・結婚指輪をどうしようって言ってました!
まぁ色々とありますって!
私は腕、お尻、お腹、足、手など噛まれましたが、ほとんどが小ケガ。
噛まれてないのは、首から上の部分だけです
ただ小さな傷なの、感染症を起こし高熱と激しい痛みで大変だったこともありました。
思い返せば、本当に良く噛まれてます・・・
飼い主さんが事前に「噛むことを事前に伝えておくこと」は義務とも言われています。
もし申告が無い場合には、診察の前に聞けば良いとも言いますが・・・
皆さんチャント教えて下さってますが、ほとんどが良い子です!
しかもここに通う子たちの性格はスタッフがしっかり把握しています!
なので、スタッフの言うことを聞いていれば噛まれることがありません・・・
その前に、獣医師は動物を扱う専門家!と言われていますよね。
その専門家が噛まれてしまうということは、まだまだ修行が足らんのです!
私の噛まれ事故は、スタッフがチャント保定する前に手を出したケースが多い気がします!
と言うか、これはスタッフに指摘されることです。
当院スタッフが保定をすれば、どんな暴れん坊でも大丈夫と自信を持っているのが裏目に出ちゃうんです。
そうなんですよ、スタッフの「診療OK」の合図の前に手が出ちゃうんです。
せっかちなんでしょうかね?
カップラーメンの3分も待ちたくない、そんな性格なんです。
いやぁ〜、一昨日も小指を噛まれてやん・・・
反省はしてるっぽいけど、なぜか後悔しないんだよね!
懲りない性格は、もう治らないよね
もし飼い主さんの家族が、お家で噛まれてしまったらどうしたらいいの?
そんな質問を受けることがあります。
結論から言うと、病院を受診して下さい!と答えます。
それは動物に噛まれた傷は、感染の可能性があるからです。
そして病院に行く前の処置法は、患部を水でよく洗うことです、
出血がある場合には、ティッシュなどで抑えながら病院へ行きます。
受診する際は、動物由来の感染症に対する治療を知っている病院が良いのですが・・・
病院では傷の中に異物が無いか、骨折はどうかなどを調べます。
また大きな傷は縫うこともありますが、噛まれた傷は感染しやすいのでそのままのこともあります。
犬よりも猫に噛まれた傷の方が、とっても感染しやすく小さな噛み傷でも大変なことになりねません。
それは口の中に住む細菌の違いからです。
とにかく噛まれたらズキズキ痛い!
赤く腫れるだけでなく、治療のために入院までは必要になることがあります。