若山動物病院ブログ
体格🐈
佐倉市の『若山動物病院』の新垣です。
ネコちゃんの体格って猫種によっても色々ですよね(=^・^=)
ボディタイプは「コビー」「セミコビー」「オリエンタル」「フォーリン」「セミフォーリン」「ロング&サブスタンシャル」タイプの6コに大きく分けられます。
筋肉マッチョな「コビータイプ」のエキゾチックショートヘアちゃんや、
スレンダーでスッと長い足を持つ「オリエンタルタイプ」のシャムちゃん、
細マッチョな「フォーリンタイプ」のロシアンブルーちゃんなどなど…
体のシルエットで好きなネコちゃんのタイプがある方も多いのではないでしょうか~♪
体格の違いが生じているのは、さまざまな環境で生活しある程度適応してきたからだとも言われています(*’▽’)
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体格には関係が無いけれど「太っている」と勘違いされてしまうネコちゃんの体の部分があるのをご存知ですか?
歩くとプラプラ揺れてかわいいここ!です!
この部分は『プライモーディアルポーチ』(別名:ルーズスキン)と呼ばれています。
直訳すると『原始的な袋』。
ほとんどの方はこのプニプニを太ってたるんだものだと思っています。
ですが、痩せている子やライオン・トラといった大型のネコ科にも見られるんだそうですよ!
ネコ科の正常な特徴で、性別や体調など関係なくどの子でもある程度はたるんでいるようです。
このプニプニの役割は解明されていませんが、
有力な説としては
1・柔軟性を高めるため。ジャンプやキックのときに後肢がよく伸びるようにある。
2・お腹を守るため。ケンカなどでお腹を噛まれたときに皮が伸びて内臓をガードするためにある。
と、推測されています。
ベンガルやエジプシャンマウといった野生に近い血統をもつ猫種では、このポーチがスタンダードの基準になっていることもあるんですよ~!!
ネコちゃん・ワンちゃんの何気ない行動や部位には名前が付いていることが多いので、雑学として極めてみるのもとても面白いですね♪