若山動物病院ブログ
良性?悪性?
今回のブログには手術後の傷口の写真が出てきます、苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
こんにちは。
千葉県佐倉市『若山動物病院』の松田です。
病院の看板犬のロイスちゃんが手術をしました。
手術の内容は「皮膚の腫瘤の切除」!
つまり皮膚のできものをとる手術ですね。
最近ロイスちゃんの身体にできものがある事が確認され、以前軟部組織肉腫ができたことがあるので念のためとって病理検査に出すことになりました。まだ大きさもそれほど大きくはなく、手術を行なってもロイスちゃんへの負担は少ないと判断した上での手術でした。
犬のできものにはさまざまな種類があります。
一般的なできものには、脂肪腫、皮脂腺腫、膿瘍、肉芽腫、腫瘍などがあります。これらのできものは一般に良性のものが多いですが、中には悪性のものもあります。できものの特徴や成長の早さ、わんちゃんの健康状態を考慮して、適切な対処が必要です。
できものの原因もさまざまです。遺伝的な要因や年齢、環境要因、栄養不良、外傷などが関係していることがあります。また、犬の皮膚や毛皮の状態、体質にも影響を与えることがあります。定期的な健康診断や適切な栄養摂取、適切な環境管理などが、できものの予防に繋がります。
そのできものによって処置の仕方もさまざまですが、もしできものが見つかった場合は早めの処置が大事です。また早期発見することも治療を成功させる鍵となりますので、日頃からワンちゃんに触れる機会を増やし、ブラッシングや抱っこした時に全身の状態をチェックするのを意識してみて下さい!
そして無事手術が終了!
できものの手術後は、手術部位の清潔を保ち、傷口が治るのを助けるためロイスちゃんには数日エリザベスカラーをつけての生活をしてもらいます。少ししょんぼりなロイス(。-∀-)。シロちゃんや、ルーサーちゃんはエリザベスカラーをつけているロイスちゃんを警戒しつつ少し遠めから心配している様子でした。これからは傷口の状態をチェックしながら経過観察をしていきます。エリザベスカラー生活頑張ろうね、ロイスちゃん!