若山動物病院ブログ
いい肉の日
こんにちは。
千葉県佐倉市『若山動物病院』の松田です。
本日は11月29日(いいにく)の日ですね。
そこで今回は犬猫が口にするお肉についてお話ししたいと思います。
犬や猫にとって、食事は健康を維持する上でとても重要です。しかし、日常的に食べている「お肉」の中には、犬や猫にとって有害なものもあります。
加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)
加工肉は塩分や香辛料が多く含まれており、犬猫の体に負担をかける可能性があります。特に塩分過多は「塩中毒」を引き起こし、以下の症状が現れることがあります
• 嘔吐
• 下痢
• けいれん
さらに、ベーコンやハムには発がん性物質とされる添加物(亜硝酸ナトリウム)が含まれていることも多く、長期的な健康リスクとなります。
生肉(特に鶏肉や豚肉)
生肉には以下のリスクがあります
• サルモネラ菌やリステリア菌による食中毒
• トキソプラズマやトリヒナ症といった寄生虫感染
特に免疫力が弱い犬猫や子犬・子猫には、生肉を避けるべきです。
味付けされた肉(焼肉のタレやスパイス付きの肉)
焼肉やステーキの中には、犬猫にとって危険な調味料が含まれています。
• ニンニクや玉ねぎを含むタレは赤血球を破壊し、貧血を引き起こすことがあります(玉ねぎ中毒)。
• 唐辛子は胃腸を刺激し、嘔吐や下痢を招く可能性があります。
高脂肪な肉(皮付き鶏肉、脂身の多い豚肉など)
脂肪分の多いお肉は、犬猫の消化器官に負担をかけます。特に「膵炎(すいえん)」を引き起こすリスクが高まります。膵炎の症状には次のようなものがあります
• 嘔吐
• 腹痛
• 食欲不振
代わりに与えるべきお肉
犬猫が安心して食べられるお肉の例は以下の通りです
• 鶏むね肉(加熱済み):低脂肪で高タンパク。消化に優れています。
• 牛赤身肉(脂肪の少ない部位):鉄分やビタミンが豊富。
• 魚(骨抜き・加熱済み):オメガ3脂肪酸を含み、皮膚や被毛の健康をサポートします。
調理の際は、塩やスパイスを一切加えずに茹でるか焼くのがポイントです。
それではまた。