若山動物病院ブログ
40℃超え
外は寒く、吹く風に体温を奪われ体が縮こまるような気温です。
そのような中、食欲も元気も無く、しかも取っても物静か・・・
そんな猫ちゃんが来ました。
体温を測ると、あらら40℃を超えちゃってます。
他の症状としては、咳をチョットする以外は見られません。
レントゲン写真などの検査をしてみると・・・
猫クラミジア感染症でした。
猫クラミジア感染症は、主に結膜炎や上部呼吸器症状を引き起こす病気です。
軽症の場合には多くの猫では涙目や眼の充血などで、熱が出るには至りません。
しかし感染が結膜以外の鼻や喉頭、気管などに広がった場合には、全身性の炎症反応が起こり熱が出ることがあります。
特に子猫や免疫力の低下している場合には、熱以外にも様々な症状が現れることがあります。
また他の細菌や猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスなどと同時感染すると、熱が出てしまうことがことがあります。
熱が出てしまうと食欲が落ちるだけでなく、全く口に入るこのものを受け付けなくなってしまう猫もいます。
もし猫クラミジアに感染してしまい熱が出た場合には、抗生物質などを使います。
また場合によっては消炎剤を使うこともあります。
病気の回復には、免疫力UPも大切です。
それには栄養価の高いフードを食べ、栄養補給で体力回復をサポートです!
しかし発熱から食べない時には、熱を落としてあげなくちゃなりません。
それらの治療により感染が治まれば、発熱も食欲も改善することでしょう。
そうそう、水を飲まないと脱水してしまいます。
脱水も体調不良の原因にもなりますので、水分補給は重要な治療の一つです!