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若山動物病院ブログ

コールドドラフト

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。

20日から二十四節気の「大寒」に入り、1年のなかでも寒さが最も厳しい時季となりました。
今朝8時の時点で、車の外気温計はマイナス3℃を表示しており、ここ最近で一番冷え込んだ朝でした。

人がこれだけ寒さを感じているように、ワンちゃん猫ちゃんも同じように寒さの影響を受けています。
たとえお家の中を暖かくしていても、床に近い場所や人の足元で過ごす時間の長いワンちゃん猫ちゃんは、冷えの影響を受けやすい状態です。

暖かい部屋でも冷える主な原因

  • 加齢・筋肉量の低下:基礎代謝が落ち、熱を作る力が弱くなる
  • 血流の低下:血液の循環が悪くなり、心臓から遠い耳先や足先、お腹まで温かい血液が届きにくい
  • 運動不足・ストレス:自律神経の乱れから体温調節がうまく働かなくなる
  • 慢性疾患:特に猫では腎臓病などで体温が下がりやすいことも
  • 室内の温度ムラ:暖かい空気は上に溜まり、床付近は冷えがちに

この中でも特に注目したいのが室内の温度ムラです。
暖められた室内の空気が窓ガラスに触れて冷やされ、重くなった冷気が床に向かって流れ落ちる現象を「コールドドラフト」といいます。
コールドドラフトが発生すると、足元に冷気の層ができて体感温度が下がります。
人より低い位置で生活するワンちゃん猫ちゃんは、常に冷たい空気にさらされ、体の芯まで冷えやすくなります。

寒さを感じているサイン

ワンちゃん猫ちゃんは「寒い」と言葉で伝えることができません。
そのため、日々のしぐさや行動の変化が、寒さを知らせる大切なサインになります。

  • 体を小さく丸めてじっとしている
  • 小刻みに震えることがある
  • 飼い主や他の動物にくっつきたがる
  • 毛布・布団・ベッドから出てこない
  • 暖房器具の前など、暖かい場所から動かない
  • 動きが鈍く、寝ている時間が増える
  • 水を飲む量が減る
  • 耳や肉球、お腹を触ると冷たい
寒がるロイス
寒がる今朝の病院犬ロイス

コールドドラフトから守るための対策

  • 窓の冷気対策:床まで届く厚手カーテンで冷気を遮断
  • 空気循環:サーキュレーターや扇風機で暖気を床へ
  • 足元の防寒:ラグや断熱マット、床から離れたベッド配置
  • 湿度管理:50〜60%を目安に加湿
  • 内側から温める:軽い遊びやマッサージで血流促進
  • 水分補給:暖かい場所に水皿を置き、ウェットフードも活用
お布団おきく
病院猫のおきくちゃんもお布団2枚敷きで寒さ対策

足元の冷えを減らすことは、ワンちゃん猫ちゃんの体を内側から守るための大切な一歩です。
寒さのサインを見逃さず、住環境や日々のケアを整えてあげることで、冬も安心して心地よく過ごせる時間につながります。