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【シニア犬との暮らし】シニア犬に見られる老化のサインについて解説!

すべての動物は、生まれた時から老化していくとも言われます。しかしこれは動物だけのにことではありません。生まれ出た生物のすべてが、寿命を迎えその命を閉じるのです。それが自然のことなんでしょうけどね、なんか悲しいですよね・・・

動物が生きていくためには、様々な条件が必要となります。もちろん空気や気温などの環境も大切な条件の一つですが、それ以外にも個体としての条件があります。

  • 食べないと生きてゆけない
  • ウンチしないと生きてゆけない
  • 眠らないと生きてゆけない
  • 同じ姿勢を長時間続けることは出来ない

生きていくには快食、快便、快眠、そして適度な運動が必要なんです!
これは人もそうですが、犬や猫の世界にも同じように通じることだと思うのです。

目次

老化のサインに気がついてあげよう!

超元気だし、まだまだ若いと思ってたのに・・・
それに体の衰えなんか、今まで考えることも無かったわ!

生まれ出た若い命も、時間と共に徐々に老化していきます。そして気がついたら「こんなにも老いていた」なんてことが普通にあります。そんな老化に早く気付くには、見つめ触れてあげることが重要になります。

見つめ合えば見た目の変化に気がつき、
手で触れてあげれば体の変化が、わかりますよね!
見つめ触れ合うことは、とても大切なことなんです。

シニア犬の動きの特徴とは?

シニア犬の動きって・・・
どんなのかしら?
先生、教えて!

人により見え方や見え方が違いますが、まずはシニア犬の動きの特徴を挙げてみようね!

  • 胸回りは痩せていないのに、お尻周辺の痩せが目立つ
  • 後ろ姿を見ると「ぁぁお尻が小さくなったな」と感じられる
  • 立つときに「どっこいしょ~っ!」と腰が重たい感じになる
  • 座る時は「よっこいしょ~」となる
  • 歩く時、頭が下がったり背中が落ちたり曲がったりと真っ直ぐではない
  • 散歩の時に歩く勢いたへり、また引っ張らなくもなった
  • 歩く時に前足は歩幅に比べ後ろ足の歩幅が減り、後ろ足を上げることも少なくもトボトボとしている

実際には、このような動きのすべてが老化現象で起こっているとは限りません。例えば歩き方が変でも、散歩の時などに足腰を痛めるなど何らかの不都合からこのような症状を見せている場合もあります。

何が健康で、何が病気なのかの判断が難しいわね!その見極めに迷っちゃう・・・
どのように考えたら良いのかしら?

犬が特別な老け方をするわけじゃありませんよ!
そのような時は、人のお爺ちゃんやお婆さんの姿を思い出して下さい!
足や腰など筋力、視力や噛む力、歩く姿など、人も犬も同じところが同じように老化するんです。

ある日突然のように老ける訳ではありません。個体差はあっても、体は毎日少しずつ変化し老化していくには間違いはありません。

人も犬も歳を取っていても歩くのが速い場合もあり、見た目だけでは分かりません。しかも体の内面の老いにも個体差があ流ため、外面だけでなく内面の老いの兆候にも早く気付いてあげることが大切です!

老齢病とはどのような病気なのでしょう?

先生!老齢病って、どんな病気なのかしら?
のことを言うんです?

そうね、チョット漠然としていて難しいですよね・・・
じゃ〜わかりやすく、老齢病について説明するね!

老齢病とはこんな病気を言います!

  • 老齢に特有の病気
  • 老齢に持続する病気
  • 老齢で発症率が変化する病気

シニア犬で特に気を付けなくてはいけない、四つの病気も紹介するね!

シニア犬で気を付けなくてはならない四つの病気

この四つの病気は、シニア犬になると普通のことように見られます。しかも見方のよっては、老いと勘違いしてしまうこともある病気でもあります。

では老齢期に注意しなくちゃならない四つの病気について、説明するね!

【老化のサイン】歯周病で口が臭ぁ~ッ!

シニア犬でとても多く見られるのが、歯周病です!しかも歯周病は口臭がきつくなるので、気がつきやすい病気です。そのような歯周病は予防することができる病気でもあるので、ケアを頑張って下さいね!

シニア犬の約8割が歯周病に罹ってる!

健康な口には、引き締まった健康な歯肉が白い歯をしっかりと支えています。その健康な歯に「歯垢」が付き出すと、トラブルが出始まりです。

「歯垢」は細菌を含んだ粘着性のある無色の膜で、歯肉炎を起こす原因ともなります。この段階で、気がつき対処すれば歯周病へとは進みません。しかし何もせずに放置してくと、歯肉炎から歯周炎へと進んでしまいます。

歯周炎を起こすと、歯肉と歯根の間にすき間ができる「歯周ポケット」と呼ばれるものが出来てしまいます。この「歯周ポケット」の中で歯周病菌が増えると歯周組織が破壊され、歯がガタツキ抜けてしまうのです。

歯周病を起こすと、傷ついた歯肉の血管から細菌が入り込んでいきます。そして血液の流れにのった細菌は脳や腎臓、心臓、肺、関節へと運ばれ、そこで悪さをしてしまいます。その結果、様々な病気を引き起こし健康に重大な影響を与えてしまいうのです。

当然ですが歯周病は痛いので食欲が落ちてしまいます。また場合によっては痛みから、水を飲むのも辛いこともあります。歯が痛くてお腹が減っても食べられない、喉が渇いても水が飲めないなんて可哀想ですよね。それじゃなくても落ちてきた体力がさらに落ちてしまいます。しかも歯周病は、心臓など体の様々な臓器にまでもトラブルを引き起こす奥の深い恐い病気なのです。

歯周病の予防には、毎日の歯磨きが重要なんだよ!そのためシニア犬になってから困らないように、若い頃から歯磨きの習慣をつけておく事がとっても大切なんですよ!

今まで歯磨きの習慣が無い、また歯磨きを嫌がるなど歯磨きが出来ないのシニア犬もいます。そのような場合には他にも口腔内のケアーの方法がありますので、ご相談下さいね。

病気を治すことを、手当と言いますよね?
手当とは痛い場所に“”を“てる”から、手当なんです!
口の中の手当は、飼い主さんの愛情からですよ

【老化のサイン】心臓病から咳が出ちゃ

7歳以上の犬の約25%が、心臓病に罹っていると言われています。心臓病が悪化して心臓の機能が落ちると、弁膜症や心筋症など慢性心不全の状態へと陥ってしまいます。しかも心臓病は発症すると死期を早めてしまうことにもなりかねません!

心臓病の多くは、心臓の弁がうまく閉じないために起きます。しかも悪い事に、心臓病は初期の段階では無症状であることがほとんどなのです。そのため何らかの症状が見られた時は、心臓の機能がだいぶ悪化してしまっています。

心臓は全身に血液を送っている、ポンプのような働きをしています。血液は全身の細胞の活動源としての酸素と栄養を運び、二酸化炭素と老廃物を体外に出す仕事を手伝っています。しかも心臓は生まれてから死を迎えるまで、休むこと無く働き続けています。

もし心臓の働きが落ちてしまったら、どうなることでしょう。考えただけでもチョット怖いですよね!

心臓病になると咳がでる!

咳は、肺や気管など呼吸器に何らかの問題が起こると見られる症状の一つです。
ではなぜ心臓病になると、咳が出るのでしょう?

シニア犬になるにつれ徐々に血管が硬くなり、血液がスムーズに流れなくなってきます。そのため心臓はスムーズに血液を流そうと頑張るため、心臓にかかる負担も大きくなります。また心臓には血液の流れをスムーズにするための「弁」があります・しかし老化などの原因により、この「弁」の動きが悪くなると血液の流れをうまくコントロール出来なくなってしまいます。

このような状態になると、肺のなかの血液の流れが悪くなり肺の中に血液が溜まってしまいます。肺に血液が溜まると血液中の水分が肺にしみ出してしまいます。そしてその水分を体の外に排出しようとして咳がでてしまうのです。また肺に水が溜まってしまうと息切れを起こすだけでなく、動くのを嫌がったり食欲や体重が落ち、失神したり呼吸困難などの症状が見られるようになります。

どうすればいい

心臓の状態を詳細に検査し、必要な治療を開始します。もし心臓が悪い場合に、薬を使用すると生活の質が大きく向上します!ただ薬を使うだけが治療ではありませんので、食事の内容や運動、環境を見直します。

まず食べ物は、心臓に負担になる塩分を控えるため低ナトリウム食を与えます。動物病院で処方している、心臓病の時に食べさせる療法食を使用するのも良いでしょう。手作り食の場合には、注意して下さいね!

心臓に負担がかかるような運動は避けます。暑すぎる、寒すぎる、また急激な温度変化などがあると症状の悪化が見られますので、注意が必要です。心臓病は怖い病気ですので、総合的なケアが必要になりますのでご相談下さいね!

【老化のサイン】腰が脚が痛いぞぉ~

人も50歳を過ぎると膝の関節が痛んだり、階段の昇り降りや立ったり座ったりがつらいとか、肘が曲げらないなんて事になっている方もいることでしょう。これは関節の軟骨組織の構造と組成に変化が起きてしまい、関節がスムーズに動かなくなり痛むという、誰でもが歳をとると感じる「老化のサイン」です。

シニア犬も人と同じように椎間板ヘルニアになったり、骨関節炎や変形脊椎症、変形関節症になります。しかも、それも皆さんが思う以上に痛みに苦しんでいるシニア犬が多いのです。

  • 胸回りは痩せないのにお尻周辺が痩せた
  • 後ろ姿を見ると「お尻が小さくなったな」
  • 前足は歩幅も大きく動かしてるのに
  • 後ろ足がトボトボとした感じになっている
  • 立ち上がる時に「どっこいしょ~っ!」
  • 座るまで時間がかかり座る時は「よっこいしょ~」
  • ソファーや高いところに上れない

散歩をしているシニア犬で「頭が下がり背中が丸くなって歩いている」姿を見た事はありませんか?そんな姿を見て、どこか痛いのかなって感じる人は少ないようです。もし人で、うつむきながら背中を丸く曲げて歩いていたらどうでしょうか?そう腰かお腹が痛いのかなと思うことでしょう。これはシニア犬でも同じことが言えます。

老齢が原因となる関節の障害は、発症すると治ることのない病気です。そのため少しでも早く発見し、進行を抑えるために適切な処置や治療を行わないと取り返しのつかないことになります。

どうすればいい

関節炎などを予防するには、若いときからの適度な運動と食餌の管理です。そして太らせずに筋力を付けておく体重管理が、絶対的に必要になります。

肥満にさせたく無いからと言うことで・・・
運動もさせずに減量を行えば、筋力の無いメタボのシニア犬になってしまいます。関節に負担をかけるフローリングや固い床は避け、適正な運動を続けて筋肉を落とさないようにします。

もし痛いのなら、症状の緩和や痛みをコントロールのために消炎鎮痛剤の投与します。
軟骨の摩耗防止には、軟骨の修復作用のあるグルコサミンやMSMなどを含むサプリメントの使用します。
その他にも温浴、温灸、ヒートパック、マッサージ、軽めの運動を行います。
運動は、様子を見ながら段階的に運動量を増やしていきます。

飼い主とシニア犬との間の限られた時間を有効に過ごしてもらう、思い残すことなく達成感を味あわせてあげるには、家庭で出来る処置法を取り入れることが大切です。

【老化のサイン】老化と勘違いしやすい甲状腺機能低下症

うちの犬、呆けちゃったのかしら
食べては寝るの繰り返しの毎日なのよ!
しかも全くやる気がなくボ~っとしてるし・・・
老化しちゃったのね〜

それってボケからなの・・・
本当に老化なのかな?
甲状腺機能低下症ってこともあるんだよ!

甲状腺とは

甲状腺は喉の両側にある、「新陳代謝を促進するホルモン」を分泌する腺です。甲状腺は小さくて柔らかいので、外から見ても触れても良くわかりません。

もし人で甲状腺ホルモンが不足してしまうと、新生児では脳の発育や成長が遅くなり。またオタマジャクシはカエルになれません。しかも甲状腺ホルモンが全く分泌されなかった場合には、1ヶ月ぐらいしか生きられないと言われています。このように甲状腺ホルモンは、発育や成長に欠かすことができないホルモンなのです。

シニアになり自然に新陳代謝が低下している所に甲状腺機能低下症が起きてしまうと、さらに新陳代謝が悪くなります。

甲状腺機能低下症の症状

甲状腺機能低下症になると、以下のような症状が見られるようになります。

  • 運動を嫌がり運動量が落ちてくる
  • ゴロゴロ寝てばかりいる
  • 頭脳の衰え
  • 毛が薄くなり毛が伸びるのが遅い
  • 尾がラットの尾みたいになる
  • 皮膚が厚く冷たく腫れたようになる
  • 寒がる

あらら、これらの症状って・・・
まるで普通の老化現象とそっくりなのね
でもこれらの症状って、病気の症状だなんて驚き!

どうすればいい

もし甲状腺機能低下症と診断された場合には、薬を飲ませなくてはなりません。

薬を飲むようになったら活発に動くようになり、散歩も大喜びになった!
あれほど生えなかった毛が、生えてきたちゃったのよ!
若返ったのかしら?

よかったですよね!
でもそれって変身したのでも若返ったわけでも無いんだよ!
あるべき本来の姿に戻っただけ!

甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンが分泌されない病気なので、治らない限りは一生薬を飲み続ける必要があります。

一生、薬を飲まなくちゃならないのね?
なんか気が重くなるけど・・・
でもこの笑顔と元気な姿を見ちゃうとね、頑張らなくちゃって思っちゃう!

まとめ・シニア犬の扱いの考え方

  • 体に起こった問題を早期に見つけ出し改善する
  • 病気は初期のうちに回避する
  • 発症を遅らせるように努力する
  • 体重とコンディション、QOLを維持していく

もし病気の治療の結果として苦しみQOLが低下するのであれば・・・
その治療は好ましいものではない、そう思います。