若山動物病院ブログ
母仔 ともども元気!
ガンの治療の一環として、高濃度ビタミンC療法を行っている子がいます。
処置後は調子も良いとの事んなですが···
飼い主さんの感覚じゃ、一番変わったのは体調よりも毛質んなだそうです。
同じ内容の事を、いつも通っているトリミングサロンでも言われたそうなんです。
毛が柔らかく、触った感じがビロードのようになったんですよ!
だから私も、ビタミンC療法を受けに行ってみたんです。
そしたら2週間ぐらいで、化粧のノリが変わったのを実感!!
もともと高濃度ビタミンC療法は「がん」の治療方法のひとつです。
しかしビタミンCの効果は、それだけじゃありません!
細胞と細胞の間を埋めているセラミドが増えるため肌が潤いキメが整い、ハリのある滑らかさを取り戻します。
そうなんですよ!
肌のたるみや、小ジワが目立たないようになるんです。
またメラニン色素や過剰な皮脂の分泌を抑えるため、シミやそばかす、ニキビにも効果が期待でき、シミやそばかす、ニキビのない肌になってきちゃうんです。
さらに毛穴が広がることや表皮に古い角質が残る事も防ぎ、肌のバリア機能が正常に保つ効果があります。
キメやハリのある肌
シミやそばかすを防ぐ
ニキビや肌荒れも良くなる·
これって美白・美肌効果ですよね!
そしてアンチエイジング効果も実感できるとのことから、美容医療でも人気なメニューだそうです。
また抗酸化作用から疲労回復効果もあり、これは私自身でも実感しています。
その他にも抗ウイルス、免疫増強などの様々な効果もあります。
ただ高濃度ビタミンC療法で使用されるビタミンCは、防腐剤が添加されていないものを使用する必要があります。
ガンの治療では『G6PD検査』が必要になります。
これは赤血球にあるG6PDという酵素が無かった場合、赤血球が破壊されてしまうことがあるからです。
これはG6PD欠損症(グルコース6リン酸脱水素酸素欠損症)と呼ばれる、先天性遺伝性の病気でガンの治療です。
つまりG6PD欠損症では、高濃度ビタミンC療法は行えません!
ちなみ美容で使用するビタミンCの量は、治療で使用する量に比べて多くはありません。
そのため美容でビタミンC療法を行うに場合には「G6PDの検査」は必要がありません。
高濃度ビタミンC療法で、今日も元気!
来院時も走って中に入って来て、帰る時も走って行きます!
飼い主さんも笑顔いっぱい!
ちなみ・・・・
本日のタイトル「親仔···」ですが、この「仔」は動物の子供によく使う漢字です!