犬が体をかゆがる・赤いブツブツが出た症例|皮膚炎の原因・検査・治療経過と受診の目安

  1. ホーム
  2. Dr.Nyanのすこやかコラム
  3. 犬の皮膚炎|体をかゆがる・赤いブツブツの原因と治療経過・受診の目安

Dr.Nyanのすこやかコラム

コラム記事検索

犬の皮膚炎|体をかゆがる・赤いブツブツの原因と治療経過・受診の目安

「体に赤いブツブツができて、ずっとかゆがっている」と来院された犬たち。
これらは、当院でも日常的に見られる皮膚炎の症例です。

皮膚炎は日常的にみられ、しかも飼い主さんも病変に気づきやすい病気のひとつです。それなのに、原因が複雑なうえ治りも悪く治療が長引くことが多い病気なのです。
そのため、飼い主さんの悩みの種ともなりやすいのが皮膚炎です。

本記事では、当院で実際に多く見られる犬の皮膚炎の症例をもとに、原因・検査・治療の流れについて、Dr.Nyanがわかりやすく説明いたします。
※本記事は複数の症例をもとにまとめた解説記事です。

飼い主

ここ数日、夜中もずっと掻いていて、皮膚が赤くなってきたんです

Dr.Nyan

皮膚炎の可能性がありますね。原因を一つずつ確認していきましょう

目次

犬の皮膚炎の症状

飼い主

皮膚炎って奥が深いって本当なの?

Dr.Nyan

そう皮膚は内臓の鏡とも言われるくらいデリケートなんですよ!

飼い主

そうなんですか?体調が悪いのと化粧のノリが悪いのはそういうことなんですね!

皮膚が炎症を起こすと、赤くなったり痒みが出たりします。またブツブツができたり、ジクジクになったりもします。

皮膚炎は、いくつかの症状が重なって現れることが多い病気です。しかも原因は思った以上に複雑で「からまった糸」のようになっていることも普通です。

この症例でも複数の要因が重なっていました。

痒み

痒みから患部を舐める、掻く、擦るなどして、皮膚を傷つけてしまいます。

その結果細菌感染を起こし、さらに悪化してしまうことがあります。痒みは悪化すると痛みとなり、精神的にも参ってしまいます。

痒みの度合いは、皮膚炎の原因を知るための大切な要素です。しかし痒みの感じ方は、個々で大きく違います。そのため痒がり方の大きい小さいで、皮膚炎の重症度を測ることはできません!

赤み

皮膚炎になると、その部分が赤くなってくることがあります。これは炎症を起こした皮膚の下の毛細血管が広がった結果、赤く見えることによります。

また、赤くなった部分が盛り上がってくることがあります。その場合、赤くなった部分が腫れているように見えることもあります。

脱毛

皮膚炎の多くに脱毛が見られますので、その部位を確認をします。

例えば脱毛は「全身」なのか「局所的」なのか、それとも「左右対称」なのかなどです。また最初に脱毛が始まった部位なども、原因を知るうえで大切な情報になります。

犬 皮膚炎 全身脱毛 毛が抜ける 慢性皮膚病 ホルモン異常 症例
全身的に脱毛が進行した犬の皮膚炎症例。慢性的な炎症やホルモン異常、アレルギーなど複数の原因が関与している場合があります。

Dr.Nyan

脱毛かなと思っても毛折れのことがあります。
毛折れの場合には、その原因が皮膚炎とは無関係のこともあります。
そのため、発赤や痒みなどの他の症状があるかを確認して下さいね!

脂っぽい・臭う

とにかく皮膚や毛がベトベトと脂っぽく体臭がきつく、離れていても臭います。また抱くと手や服にも体臭が残るくらい脂っぽくなる場合もあります。

これは体質による場合や、脂漏症などの病気が原因である場合があります。

脂っぽい皮膚の場合は、皮膚にくっついた感じの大きなフケが出ます。またその部位に細菌感染を伴うこともあります。

犬 脂漏症 フケが多い ベタベタする皮膚 皮膚炎 症例
脂っぽい皮膚に大量のフケが付着している状態。脂漏症や細菌感染を伴う皮膚炎でよく見られます。

フケ

乾燥した皮膚には、皮膚から浮いたようなフケが出てきます。フケは古い皮膚が新陳代謝によってはがれ落ちたものです。

フケは、疥癬や皮膚糸状菌症などでも見られます。

犬 フケ 乾燥性皮膚炎 真菌感染 皮膚病 フケが多い 症例
乾燥した皮膚から細かいフケが大量に出ている状態。乾燥性皮膚炎や真菌感染でも見られる症状です。

犬の皮膚炎の原因

Dr.Nyan

皮膚炎の原因は複雑なんだけど、一つ一つ確認していくよ。

一般的には細菌などの感染や、アレルギー性の皮膚炎が多く見られます!しかし中には、いくら調べても原因がわからない皮膚炎もあります。

寄生虫によるもの

皮膚炎は皮膚に寄生するノミ、マダニ、疥癬、毛包虫などの寄生虫が原因でおこる場合があります。疥癬は皮膚にトンネルを作り寄生するため激しい痒みがあります。しかし毛穴の中に寄生する毛包虫単独の感染では痒みは少ないですが、細菌などの二次感染を伴うと強い痒みが出ることがあります。

犬の疥癬(ヒゼンダニ)は人にもうつるリスクがあります!腕や腹部など皮膚の柔らかい部分に激しい痒みを起こす人獣共通感染症です。また、猫の疥癬症も同様に人に感染する可能性がありますので、ご注意ください。

Dr.Nyan

実はノミや疥癬は、ヒトにも感染するんだよ!

寄生虫の種類によってヒトにでる症状は異なります。

例えばノミであれば痒みや赤い小さな腫れなどが足に見られます。疥癬であればとても痒い小さな赤いポチポチした症状が、皮膚の柔らかい部分に見られるようになります。

マダニから感染することのある「重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)」という病気は、感染したヒトの10〜30%が亡くなる、非常に恐ろしい病気です。

Dr.Nyan

寄生虫による皮膚炎にはヒトへの感染リスクもあるため特に注意が必要です。

【若山院長POINT】「人獣共通感染症」について

動物からヒトへ、またヒトから動物へ感染する病気を人獣共通感染症と言います。
人獣共通感染症は確認されているだけでも約150種あり、全ての感染症の約半数を占めているとまで言われいます。日本では、このうち約50種の人獣共通感染症があることが知られています。

ヒトと動物との関わりが多様化している現在において、人獣共通感染症について正しい知識を持つことが重要となります!

人獣共通感染症については、他のページで詳しく説明しますね!

細菌感染によるもの

皮膚の表面や粘膜に住む常在菌などが原因の皮膚炎です。

細菌感染するケースは2パターンあります。

  • 皮膚のバリア機能の低くなっている場所から入り込み起こる場合
  • 他の病気に罹った際に二次的に発症する場合

特に子犬は、細菌感染による皮膚炎にかかりやすいと言われます。その理由は皮膚のバリア機能が未発達なためです。

犬 膿皮症 細菌感染 赤いブツブツ かゆみ 皮膚炎 症例
細菌感染により赤みやブツブツが広がった犬の皮膚炎。膿皮症では強い痒みを伴うことがあります。

皮膚バリア機能が落ちてしまう原因にはいくつかあります。例えば不適切なシャンプーや皮膚の乾燥、ホルモンの異常などです。

真菌感染によるもの

真菌はカビの一種で、皮膚のバリア機能が低くなることにより感染します。真菌感染するとは頭や足などに脱毛や赤み、フケ、発疹やかさぶたなどの症状が見られます。

また「リングワーム」と呼ばれる丸い形の脱毛が見られ、ヒトにも感染します。真菌症は昔からヒトへの感染が知られているにもかかわらず、感染防御ができない病気です。

犬 真菌症 人に感染 皮膚糸状菌症 リングワーム 人獣共通感染症
犬の真菌症(皮膚糸状菌症)が人に感染した症例。円形の赤みや痒みが見られます。

飼い主

先生、真菌が人に感染しないためにはどうしたら良いの?

Dr.Nyan

犬に皮膚炎が見られたら早めに受診し原因を調べてもらうこと、
これがヒトへの感染を最小限に食い止める秘訣です。

食物によるもの

食物アレルギーは、食物過敏症とも言われます。この病気の原因はフード中に含まれる蛋白質に対してアレルギー反応が起こり、症状が出ます。

食物アレルギーは、他の過敏症と混在している場合もあります。また皮膚の症状以外に、下痢などの消化器症状が見られることもあります。

発症時期には特徴があり、生後6ヶ月未満の非常に若い時期に発症することがある一方、シニア期になって初めて発症するケースもあります。症状は耳・顔・足先・背中・肛門周囲などに出やすく、慢性的な消化器症状(下痢・嘔吐)を伴う場合は食物アレルギーの可能性を疑います。

ホルモンによるもの

ホルモンの分泌異常でも、脱毛などの症状が出ます。

犬 ホルモン異常 脱毛 皮膚が黒い 甲状腺機能低下症 皮膚炎 症例
ホルモン異常により皮膚が黒ずみ、脱毛が進行した症例。甲状腺機能低下症などでも見られます。

ホルモンの分泌異常から毛が抜けています。ホルモン検査から治療を開始し、毛が生えてきました。

犬 ホルモン治療 発毛改善 脱毛改善 皮膚炎 回復 症例
ホルモン治療後、黒ずみや脱毛が改善し発毛が見られるようになった症例です。

現在のお腹の状態です。

フケが出て皮膚が黒ずみ毛が薄くなってしまう原因は、このように皮膚が原因では無い場合もあります。またホルモンだけでなく、様々な原因が複雑になっている場合もあります。

そのため幾つかの検査を行う必要があります。

アトピー性のもの

Dr.Nyan

アトピー性皮膚炎の「アトピー」の語源は
ギリシャ語で「由来がわからない」とか「原因が複雑に絡み合っている」いう意味だよ!

飼い主

と言うことは・・「訳のわからない皮膚病」って言うこと?

語源のとおり複数の原因が重なっていることが多いと言われます。そのため、発症の真の原因がわからない場合が多々あります。

犬アトピー性皮膚炎は、多くの場合生後6ヶ月〜3歳頃の若齢で発症します。症状が出やすい部位は、目の周り・口の周り・耳・足先・脇・下腹部などです。「若い頃から繰り返す皮膚炎」があればアトピー性皮膚炎を疑う重要なサインです。

しかもアトピー性皮膚炎は、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返します。治療して良くなった!そう思ったら悪化してしまった、そんなことが普通にあると言うことです。

犬 アレルギー性皮膚炎 蕁麻疹 赤い皮膚 かゆみ アトピー 症例
アレルギー反応により皮膚が赤く腫れ、蕁麻疹のような見た目になった症例です。

アレルギー性の皮膚炎で、見た目が蕁麻疹のように見えます。

生活スタイルからのストレスなども、悪化する要因になります。例えば留守番が多いとか、運動不足などが該当します。

また、発症の原因が心の問題ということもあります。そのような場合には、治療もかなり難しくなってしまうことも多々あります。

犬の皮膚炎を調べる方法

Dr.Nyan

皮膚炎の疑いがあってもあせらず治療をしていきましょう。

皮膚炎の原因を調べるには、下記の1から順に検査を行っていきます。

ノミやダニなどが寄生しているか?

細菌や真菌などに感染しているか?

食物アレルギーがあるか?

アトピーなのか?

ノミやダニなどの寄生虫の感染が無ければ、2へと検査を進めていきます。症状や病歴に合わせて、様々な検査を組み合わせて診断と治療を進めていきます。ここでは各検査でどのようなことをするかご紹介します。

Dr.Nyan

問診はとっても大切だよ!

皮膚炎の原因を知るために、問診と経過がとても大切

多くの皮膚炎は複数の原因がからまって、複雑になっています。

寄生虫の感染だけとか細菌の感染だけとか、原因がわかりやすい皮膚炎は無いと思っても良いくらいです。そのため原因を知るには、問診と皮膚炎の経過がとても大切になります。

また過去に治療した皮膚炎や他の病気、現在治療している病気が手掛かりとなる場合があります。

ノミやダニなどの寄生虫を確認する検査

ノミ・マダニは目視で確認します。

ノミが寄生している場合、犬の背中などに黒い小さな粒々のウンチが見られます。マダニは皮膚に食い付いているので見つけやすいのです。(※見つけても素手で触らないようにしましょう。)

毛包虫や疥癬は皮膚の一部や毛を取り、顕微鏡で観察します。

Dr.Nyan

いくら検査しても感染を確認できないこともあるため、皮膚炎を起こしている場所や症状などの情報が大切になります!

細菌や真菌などの感染を確認する検査

患部の一部や毛を取り顕微鏡で観察したり、培養を行います。

皮膚炎の治療には抗生物質を使いますが、全ての細菌に効く抗生剤はありません。そのため皮膚炎の原因となる細菌に効果のある抗生剤を探し調べるため「薬剤感受性試験」を行います。

食物アレルギーがあるかを確認する検査

アレルギー用フードや除去食を食べさせてみて、反応を確かめてみます。また場合によっては、原因を調べるため血液を採取し検査センターに送ります。

しかしこれらの検査だけで、原因が確定するわけではありません。この検査は、診断の補助的な位置付けのものです。そのため、症状や他の検査とあわせた解釈が必要となります。

アトピーを確認する検査

様々な要因が複雑に絡み合っているため、多岐にわたる検査を行う必要があります。

  • 血液検査
  • レントゲン検査
  • 超音波検査
  • 病理検査

病理検査とは、顕微鏡で細胞形態を観察することで病気の診断を行うことです。我々が直接見ることができるのは「皮膚の表面の病変」です。そのため、皮膚の下の組織である毛根やその周囲の組織の病変は見ることはできません。

改善が見られない場合や原因が不明の場合には、病変部や皮膚の一部を小さく切り取り検査センターに送ります。

犬の皮膚炎の主な治療法と費用

Dr.Nyan

皮膚炎の治りが悪くても、あせらず治療をしていきましょう。

ノミやダニが寄生している場合

内服薬やスポットオンなどの薬があります。薬は体重や薬剤の種類によっても値段が違います。

細菌や真菌などに感染している場合

治療は大きく分けて内用薬によるものと、外用薬によるものがあります。

内用薬は症状と原因により、抗生物質や抗ヒスタミン剤などを使います。また漢方薬や、皮膚のバリアの機能を保つための必須脂肪酸を含んだサプリメントを使うこともあります。外用薬としては、塗り薬やシャンプー剤を使います。

食物アレルギーがある場合

食事療法を行い、皮膚の健康を保ちバリア機能を高め皮膚の状態を改善させてあげます。食事療法に使うフードは、基本的には皮膚炎を起こす原因となる食材が入っていないものを選びます。

アトピーの場合

症状により抗生物質や抗ヒスタミン剤、免疫抑制剤やステロイド剤などの内用薬や外用薬を使います。

近年では、副作用が少なく安全性の高い新しい治療選択肢も広がっています。かゆみの信号をブロックする分子標的薬(アポキル錠)は毎日の内服でかゆみを速やかに抑え、月に1回の注射で効果が持続する抗体医薬(サイトポイント)は長期管理に優れた選択肢です。従来のステロイドが合わない場合や、長期的なかゆみ管理が必要なケースでは、ぜひ担当の獣医師にご相談ください。

皮膚の蒸れや乾燥は、皮膚のバリア機能を低下させ皮膚病を起こしやすくなります。原因には環境やストレスも皮膚の状態を悪化させるため、環境の見直しやストレスのチェックを行います。

痒みは犬にとってストレスに感じやすいため、かゆみを抑えてあげることは重要です。それでも舐める、噛む、掻くなどするような場合には、悪化を防ぐためにエリザベスカラーや保護服を使います。

皮膚炎の予防方法

飼い主

そもそも皮膚炎って予防できるのでしょうか?

Dr.Nyan

アトピー性皮膚炎や脂漏症など遺伝的なものは予防は難しいかも・・

飼い主

でも、早期発見と治療で悪化は防げますよね?

Dr.Nyan

そうです!皮膚炎の原因を少しでも減らす工夫が重症化への予防だよ!

予防薬の投与

ノミやマダニなど寄生虫は、定期的な予防薬の使用を行います。内服タイプやスポットオンタイプなどがありますので、動物病院でご相談下さい。

スキンケア

シャンプーやブラッシングなど、正しいスキンケアを行い皮膚にストレスをかけないよう行うことが大切です。

症状に合わせたシャンプー剤を使うシャンプー療法は、とても有効で重要な治療方法です。
しかし使用方法を間違うと、皮膚の状態が悪化してしまうため注意が必要です。

飼い主

そうですよね〜顔を洗うときは石鹸の泡を作って肌は擦らず優しく・・
しかも流すときは水ですもんねぇ〜
犬の洗い方も人と同じってことですか??

Dr.Nyan

そうですよッ!
犬の皮膚の厚さはヒトの皮膚の厚さの3分の1しかありません。
超デリケートなので優しく洗ってあげてください!

シャンプー後は、犬用の保湿剤(スプレーやローション)を使って皮膚の水分を補いましょう。犬の皮膚は人間の赤ちゃんよりも薄くデリケートです。洗浄後に保湿を行うことで皮膚のバリア機能が整い、皮膚炎の予防・再発防止につながります。保湿ケアはスキンケアの「仕上げ」として欠かせないステップです。

腸内環境を整える

免疫力を高めておくことは、皮膚の健康を保ちバリア機能を高めるためにも大切なことです。そのためには、腸内細菌のバランスを良くしておくことです。

飼い主

皮膚炎は腸内環境も関係あるってことネ!

食事療法

皮膚の健康を保ちバリア機能を高めるため、皮膚に必要な栄養素をバランスよく摂ることが大切です。

皮膚炎のフードは多数ありますので、原因にあったフードを選んであげて下さい。皮膚が乾燥気味の場合には、オメガ3・6脂肪酸を多く含んだフードも良いと思います。

飼い主

皮膚炎は内臓も関係あるってことは、ご飯選びも奥が深いってことネ!

環境の管理

皮膚に住む寄生虫は接触により感染しますので、散歩など注意が必要です。

散歩の際には、背の高い草の中に入るのはやめましょう!特にススキの葉のような形をした草には、マダニが多く住んでいます!

また、適切な温度や湿度での生活を心がけるようにしましょう。脱水に気をつけ、皮膚の水分を保ちバリア機能を整えておきます。心の安定を保つため、日ごろからのコミュニケーションを大切にすることも重要です。

飼い主

アトピーを治すには、気長に構えて頑張らなくちゃですよね!

皮膚炎になりやすい犬種

Dr.Nyan

以下の犬種は要注意!上記であげた予防方法をぜひ実践してあげてください。

  • コッカースパニエル
  • フレンチブルドッグ
  • 柴犬
  • パグ
  • シーズー

よくある質問(犬の皮膚炎・かゆみ・赤いブツブツ)

犬が体をかゆがるのはすぐ病院に行くべきですか?

軽いかゆみが数日続く場合や、赤み・脱毛・臭いがある場合は早めの受診が必要です。

犬の皮膚に赤いブツブツが出た原因は何ですか?

細菌感染、真菌感染、寄生虫、アレルギーなど複数の原因が考えられます。
またそれらの原因が、いくつか絡み合っている場合もあります。

犬の皮膚炎は自然に治りますか?

一時的に良くなることはありますが、多くの場合は原因を治療しないと再発することがあります。

犬の皮膚炎は人にうつりますか?

疥癬や真菌症など一部の皮膚炎は、人に感染する可能性があります。

犬の皮膚炎の治療にはどれくらいかかりますか?

原因によりますが、数日〜数ヶ月かかることもあります。

皮膚炎を繰り返す原因は何ですか?

アトピーや体質、生活環境、ホルモン異常などが関係していることが多く、根本的な原因を特定することが重要です。

犬の皮膚炎は放置するとどうなりますか?

かゆみや炎症が悪化し、細菌感染が広がることで治療が長期化する可能性があります。

まとめ

犬の皮膚はヒトの皮膚よりも、思った以上にデリケートです。また皮膚の状態は、加齢とともに変化していきます。皮膚炎の治療と再発防止には、飼い主さんの根気と愛情がとても大切です。

皮膚炎には簡単に治るものから長期かかるもの、様々です。また、一生付き合っていかなくてはならない皮膚炎もあります。

どのような皮膚炎でも、私たちも一生懸命にお手伝いします!快適に過ごせよう、一緒に頑張りましょう!

筆者・若山正之(Dr.Nyan)のプロフィール

若山動物病院院長 獣医師 若山正之(Dr.Nyan)

本記事は、犬・猫の診療を行う獣医師・若山正之が監修・執筆しています。
1975年より小動物臨床に従事し、現在は若山動物病院院長として地域医療に携わっています。長年の臨床経験に基づき、一般診療から予防医療、シニア医療まで幅広く対応しています。

特に、病気の早期発見・早期対応を重視し、飼い主様にわかりやすい説明と納得いただける診療を心がけています。
また、幹細胞療法や免疫療法などの先進医療にも取り組み、動物の生活の質(QOL)を重視した治療を提供しています。

これまでに一般飼い主様向けのセミナーや講演活動を多数行い、正しい医療知識の普及にも尽力しています。著書に『老犬生活 完全ガイド』『犬と猫の老齢介護エキスパートブック』などがあります。

本記事は最新の獣医療知見と臨床経験をもとに作成していますが、症状や状態によって対応は異なるため、気になる症状がある場合はお早めに動物病院へご相談ください。