若山動物病院ブログ
悪いのは歯周病菌なんだよ
歯に歯石がいっぱい=歯科処理?
口が超臭〜い=歯科処置・・・
そう思ってませんか???
なるほど歯石を取れば、綺麗には見えます。
しかし歯周病の原因は歯石じゃなく、歯周病菌の存在なんです。
そのため歯石を取っても、口の中から歯周病菌を取り除かなくちゃダメなんです!
しかし歯周菌を口の中から完全に取り除くことは、できません!
そのため歯周病菌を増やさない努力が、とっても大切なんです。
まず歯周組織が歯周病菌に負けないようにすることなんです。
この歯周組織の強さは、体質が大きく関係しています。
これは皮膚などに出来た傷が化膿しやすいか、化膿しにくいかの体質に似ています。
歯周菌に対しての抵抗力が弱くなった場合にも、歯周病に感染してしまいます。
これは口の中の免疫力が関係してます。
歯周病を治した後は・・・
口の中の住んでる歯周病菌が、歯周病を引き起こさないようにコントロールです!
そうすれば歯周病を予防できます。
それには歯周病菌の数を減らす必要があります。
歯垢を英語で『プラーク』と言います。
テレビのCMで『プラーク・コントロール』と流れているのをよく聞きます。
実際に飼い主さんに『プラーク・コントロール』を全てを任せるのは無理があります。
そのため動物病院スタッフにより、歯周治療を行なった後のメンテナンスを定期的に行なっていくことが大切です。
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