佐倉市の動物病院なら若山動物病院|千葉県佐倉市にある犬猫が病気にならない「未病」の領域に特化した動物病院

若山動物病院ブログ

ウンチのプロ

下痢で幾度もトイレに通う
ピーピー下痢じゃなくても軟らかい
しかもウンチに、粘膜や血が混じってる!

そんな症状がみられたら「大腸炎」を引き起こしている・・・かもです。
しかし「大腸炎」と一括りに言っても、その原因は奥深いんです!

腸って大きく分けて「小腸」と「大腸」からなります。

小腸は「十二指腸」「空腸」「回腸」からなります。
小腸は、体に必要な栄養分の吸収を行なっています。

小腸から大腸へとつながる所に、盲腸があります。

大腸は「上行結腸」「横行結腸」「下行結腸」「S状結腸」「直腸」からなります。
大腸には、小腸から食べ物の残りかすなどが送られウンチが作られます。

「上行結腸」では、ウンチはドロドロの水状のモノです。
「横行結腸から下行結腸」では、水分が吸収され粥状になってきます。
「S状結腸」で、やっとウンチっぽい形になります。

直腸にウンチが来ると・・・
脳からウンチ出せの指令が出て、体の外へとウンチが出されます。

ちなみ大腸癌って良く聞きますよね。
しかし小腸癌って「あまり聞いた事が無い・・」ように思いませんか?

実は小腸は大腸に比べて、とても高い免疫機能を持っていることによります。
それは小腸の行っている体に必要な栄養分の吸収という、重要な働きを守るためのシステムなんです。
そのため癌が出来づらい、病気も少ないんです!

そんなことは別として・・・
大腸炎のこと書きますね!

ウンチを作る大腸の粘膜に炎症を起こす病気が『大腸炎』です。
大腸炎には慢性のものがありますが、多くは突然に発症する急性のものです。
しかも『急性大腸炎』は、良く見られる病気のひとつです。

急性大腸炎で最も多いの症状は『下痢』です。
下痢になると、お粥状や水分をいっぱい含んだ水状のウンチとなります。
またウンチの中に、粘膜や血液が混じっていることもあります。

急性大腸炎のウンチの様子

「ウンチ」のことならお任せ!
そんな事を言ったこともありませんが・・・

今日も繰り返す下痢
昨日も治っても再発する下痢
一昨日も治らない下痢

ウンチって奥が深いですよね!
口から入ったモノが、体の中で形を変えウンチになっていきます。

食べ物はウンチの原料
体はウンチを作る工場
そこで作られた製品が、ウンチ!
原料が悪くても工場が悪くても、良い製品はできません!

ブログタグ: