若山動物病院ブログ
ビワの葉温灸は気持ち良いよ!
千葉県は長崎県に次ぐ、全国第2位の「びわ」の産地なんです。
だからじゃ無いのですが、びわの葉エキスを使った治療を行ってます。
実はビワの葉を使った療法は歴史のあるもので、仏教医学として発展してきました。
そして仏教が日本に伝来したとき「びわ」に関する知識が一緒に伝えられたそうです。
そのためお寺が建設されるときに、「びわの木」が植えられたとか・・・
そんな「びわ」の葉には「アミグダリン」という成分が多く含まれています。
アミグダリンは、過去にはビタミンB17とも言われたものです。
そんな「びわ」を使った温灸は、古くから伝わる自然治癒力を高める民間療法です。
びわの葉温灸を患部に当てると・・・
ちなみ温灸は、腰痛や腹痛等いろいろな症状に効果のある「ツボ療法」です。
その中でも誰にでも簡単に出来るのが「びわの葉温灸」です。
その温熱刺激により自然治癒力を高め、心地よい温熱効果とアミグダリンの効果により体の不調を改善します。
特に痛みには効果があるようで、腰痛の子は楽になるようです。
また血の巡りも良くなります。
当院では「びわの葉のエキス」を使っていますが、「びわの葉」そのままでも効果はあります。
当院の庭に大きな「びわの木」がありますので、お使い下さい!
びわの葉の使い方ですが・・・
厚みのある緑色の濃い葉を選びます。
どうしても綺麗な葉に眼が行きますが、使うのは古そうな葉です。
採取したら葉の縁などをハサミで切り取り、乾いた布で葉の汚れを拭き取ります。
そして葉の表側、艶のある緑色の濃い方を体に当て使います。
びわの葉の保管方法ですが・・・
採取した葉を乾いた布で拭き、そのまま揃えて束ねます。
ビニール袋に葉を入れ、空気を抜いて光に当たらないように紙に包みます。
そして冷蔵庫の野菜室で保存します。
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