若山動物病院ブログ
眠っているのに名を呼ぶと尻尾の先が動く
猫が心地よさそうにウトウトしている姿を見ると、心がほんわかします。
でも、、、何ででしょうね???
きっとこれも「原始の血の説」なんでしょうね!
猫はだいたい1日に16~17時間くらい寝ると言うから、起きてる時間は7~8時間。
これってヒトの睡眠時間と、逆ですよね。
まぁ〜猫は「寝子」というくらいだから、眠る時間がとても長いんです!
でも、それにしても本当に良く寝ますよね!
あのね、猫が睡眠時間が長いのは食性に大きく関係してるんだよ!
生活スタイルね!
猫は肉食のため獲物を狩りますが、その際にダッシュするなど思いきり体力を使います。
ただ肉はカロリーが高いため、1回獲物を捕れば栄養を十分に摂れます。
そのため1回食べればエネルギーは足りるため、その後は眠っ体力回復に努めてるんです。
猫の血筋か、今の猫も睡眠時間が長いんです。
しかも、寝言を言いますよね!
猫も眠っているときは、ヒトと同じように「レム睡眠」と呼ばれる浅い眠りと、「ノンレム睡眠」と呼ばれる深い眠りを交互に行っています。
しかも猫は浅い眠りの「レム睡眠」の方が多いんですって!
「レム睡眠」は、体が眠っていて脳が起きているような状態です。
そりゃそうだ!
ぐっすり寝ちゃったら無防備状態ってことじゃん!
そしたら敵に襲われちゃうよね!
「レム睡眠」の状態のときは、眠っているようでも周り音が薄っすらと聞こえているそうです。
そのため名前を呼ぶと、呼びかけに応えようと尻尾の先を動かしちゃうんですよね!
また近づいたときに、気配を感じ取られてパッと眼を開け見つめられることありますよね。
その時って眠たそうな顔をしてない!そう思ったことありませんか?
「レム睡眠」は眠りが浅いために、夢を見たり寝言が出たり手先や口元などがピクピクと動くこともあります。
ちなみぐっすり眠れる時間が長い猫の方が、長生きできるんですって。
やはりヒトだけでなく猫にも睡眠の質がすっごく重要なんで、落ち着いて眠れる環境が大切です!