若山動物病院ブログ
赤い色
秋になると、樹々は緑色から黄色や赤い色に変化していきます。
毎年真っ赤に色づくドッグランの「紅葉=もみじ」の木が、暑さのためか枯れちゃったんです。
大きく育ったのに、すっごく残念でたまりません。
葉が黄色く変化しても、一般的には紅葉って言うんですよね・・・
本来は、紅色に色づくことを「紅葉」、黄色に色づくことを「黄葉」と言います。
まぁ~漢字で書くと文字こそ違いますが、どちらも読み方は「こうよう」です。
だから喋っている分には、問題はありませんよね!
この「こうよう」は葉っぱの中にある「クロロフィル」と「カロチノイド」という色素の分解と、「アントシアン」という色素の合成により起こります。
自然って不思議に思いませんか?
四季があるし様々な色があるし、すごいな~って思うことが多々あります。
そうそうワンちゃんも猫ちゃんも赤い色が、識別できないんですって!
生きていく上では、認識する必要が無いからなんでしょうね・・・
でも我々ヒトは、赤い色を見るとチョット気持ちが高ぶりませんか?
紅葉を見て、眠気が増すなんてことありませんもんね!
赤い色は「血」や「火」「情熱」「躍動感」を連想することもあります。
赤い色にはパワーがあるんでしょうね!
だから「ここぞ」と言うときに着る「勝負服」は、赤い色が多いようにも思います。
私の場合は、赤から連想するもの聞かれたら1番に「夕陽」と答えます。
夕焼け大好きなんです!
太陽が西の空に沈むとき、群青色の空と黒い地平線の間が赤~く染まるんです。
あのチョットの合間しか無い、あの時間!
そんな夕陽の赤い色を見てると、ドキドキしちゃいます。
オレンジは「焚火」の色です。
わたし達が(知識も常識も格段に少ない)原始人・古代人に成りきった時、この自然の色になにを感じますか?