若山動物病院ブログ
今日も歯周病について!
歯周病はワンちゃんで、よく見る病気です。
しかも飼い主さんが歯を気にするのは、多くが高齢になってからです。
口臭がするし
グラグラしている歯もあって、痛そうなんです・・・
あらま〜
これって歯周病ですよ!
「歯周病=歯磨きが出来なくて」そう思う方も多いと思います。
でもキッチリ歯磨きをするって、結構大変です!
でも歯周病をそのままにしておくと、歯が無くなってしまいます。
歯周病になってる場合、だいたいが歯石がくっていています。
この猫ちゃんは高齢ですが歯石が付いてませんし、歯周病もありません。
どうしてでしょうね??
歯磨きはしていません!
野生動物には歯周病は無いが、動物園にいる動物には歯周病があります。
また火が使えなかった原始時代のヒトには、虫歯も歯周病も無かったそうなんです。
野生動物も原始時代のヒトも、木の実を噛み砕いたり肉を食いちぎって食べていました。
しかし火が使えるようになり調理するようになると、火入れした食材は柔らかくなり歯に食べかすがくっついてしまうようになりました。
そしてそこに細菌が繁殖してしまい、歯周病に罹るようになったのです。
ヒトに飼われているかいないかで歯周病に罹るか罹らないかの違いが、また食生活によっても同様のことが言えます!
このことはヒトに飼われているワンちゃん猫ちゃんも、同じことなんです。
つまり良く噛んで食べれば、歯垢は付きづらく歯石も出来ないと言うことなんです。
歯石に付いていない猫ちゃんは、大粒のドライフードを良く噛んで食べ水も良く飲む工夫をしています。 これって実に単純な事なんですけど・・・難しいと言われちゃいます。
しかし実際に行ってみると、こんなにも綺麗に維持されるんです!
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