若山動物病院ブログ
超痛い潰瘍性口内炎から解放！
ヨダレが流れて、口周りや前足の先が汚れてる。
しかも口臭がきつく、痛みがすごいのかフードを食べるときにたりギャーと声を出す。
フードの前に座り込み何かを考えてる。
おそらくお腹が減って食べたい、しかし口の痛みから食べられない・・・
口に中を診たいのだけれど、口周りを触ろうとすると眼が怖くなる！
怒るどころか、凶暴化しちゃう子もいます。
チョット高齢気味の猫ちゃんに、こんな症状が見られることがあります。
これは治療して痛みもとれ食べられるようにもなり、口にも触らせるようななった猫ちゃんの口の中です。
この子は上顎に潰瘍が残ってしまっていますが、治療前は歯茎や舌などの口の中の様々な場所に潰瘍ができてました。
これって、潰瘍性口内炎だよね・・・
俗に言う口内炎だけど、慢性的で治りにくく痛くて痛くてしょうがないんだよ！
潰瘍から出血しちゃうこともあるし、いや〜とっても可哀想
原因は細菌やウイルス感染、免疫の異常など色々と言われていますが、全身的な病気で起こるものもあり、はっきりとわかってはいません。
治療は・・・
激痛を伴う病気のため、まずは痛みを取り除いてあげることから始まります。
そして抗生剤や免疫抑制剤、インターフェロンを使用することもあります。
場合のよっては、治る可能性のある治療方法として再生医療（幹細胞療法）を行うこともあります。