散歩の時に草むらに顔を突っ込み何かしてるかと思ったら、口をモゴモゴしてる！
あらら拾い食い？
気をつけていても、落ちてる何かを口にしてしまうことがあります。

とにかくワンちゃんは、眼ざとい性格をしています。
もう公園なんかでイベントが開催されていたら、何が落ちてるかわかりません。
食べ残しだけじゃなく、肉の切れっ端が付いた竹串などが落ちていることもあります。

危険は屋外だけじゃなく家の中にも、いっぱいなんです。
丼いっぱいのキムチを、盗み食いってこともありました。
テーブルの上の焼き鳥を串ごと食べちゃった・・・なんて事も！
とにかくテーブルの上は、ご馳走の山です！

しかも飲んだ串が胃を突き刺し、皮膚から出てきてしまったこともあります。

誤食の疑いの際には、確認から始まります。
本当に食べたのか？
実際に飲み込むところを見たのか？

なぜって？
食べちゃったと思ったものが、思いもよらぬ場所に落ちていたなんてことがあります。

実に今までに、勘違いだったという経験が数多くあったからです。
もし誤食してもレントゲンやエコーで確認できるものなら良いのですが、確認できないものもあります。
CTがあれば確認は容易なのですが、どこにでもある機材じゃありません。
そのため、確認が難しいこともあります。

いや～こんな時に、話せたらなと思うんですよ！
いやいや、話せなくても質問に首を振って答えてくれればと。
そしたら食べたかどうか、わかりますもんね！

こんなこと書いてる私ですが、実は誤飲したことがあります。
クリスマスイブの23時過ぎに飲んで、夜明け前までに内視鏡で取ってもらったことが・・・

ヒトじゃ子供と65歳以上の高齢者に、誤食が多いんだそうです。
高齢者は「入れ歯」と「医薬品の包装シート」なんですって！！

ちなみ私は「入れ歯」を飲んだんじゃなく、「医薬品の包装シート」なんです。
ボーッとして薬を飲んだら、あれ？っと思った瞬間には飲み込んじゃったんです。
まだ、入れ歯はありません！

誤食の子が来院するたびに、自分もヤッチャッタな～って思い出すんです。

本当に誤食の予防は、注意しておく以外には無いように思います。
ワンちゃんはヒトとは目線が違うので大変ですが、よろしくお願い致します。