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若山動物病院ブログ

小走りしてるよ!

猫ちゃんに、4回目の幹細胞療法を行いました。

幹細胞療法を行うことになったキッカケは「立ち上がりや歩く時の動き方」からです。
腰が重たそうに立ち上がる、また小走りに走ると言うか歩く時の足の運び方が変だと気がついたんです。

そこで調べると、変形性関節症
オンシオールを飲ませると改善することから、炎症や痛みがあるなと!
それと腎臓もチョット悪くなりかけてる。

痛いのは辛いけど・・・
ずっと薬を飲まなくちゃならないのも何だなぁ~

そのようなことから、幹細胞治療を始めたのです。
幹細胞は同居猫ちゃんの脂肪から採取したものを培養し、移植に使用しています。

幹細胞は関節だけでなく、関節の周りの細胞や組織にも作用します。
そのため関節や関節周囲の炎症を抑え、組織の再生や修復が期待できます。
治療によって関節症の進行を抑え遅らせれば、日々の生活が楽ちんになります!

へ〜変形性関節症はヒトだけじゃなく、猫にも多い病気なんだって!
歩くのが不自由になると大変だぁ〜


関節の軟骨がすり減ったり関節が変形し、痛みや腫れを起こしてしまいます。
しかし猫ちゃんでは症状が目立たないため、なかなか見つかりづらい病気です。
でも良~く観察していると、以下のような症状が見られます。

  • 立ち上がる時の動きが不自然
  • 思いっきり走れない
  • 歩く時に歩幅が狭い
  • 高いところに上がらなくなった

幹細胞療法は、症状が進行する前に治療を始めることが大切なのですが・・・・
いわゆる軽症のうちってことなのですが、初期の場合には辛い表情もせずビッコもひかず一見普通そうに見えます。
それが発見を遅らせちゃう原因ともなっているんですよね!

猫はね、とっても我慢強い動物なのね!
だから辛くても痛くても、そんな姿を見せたくないの!
わかる?

幹細胞療法は、他の治療方法が無いような時に行う最後の治療方法じゃありません。
また軽症のうちに行った方が、効果を実感できる言われています。
しかも幹細胞療法は万能ではありませんので、過度な期待はダメです。

ちなみ治療中の猫ちゃんは、飼い主さんが帰って来ると玄関まで迎えに来るようになったそうです。
また歩き方にも変化が出てきたそうです!

楽ちんになってきたよ!
見ててもわかるでしょ?

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