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若山動物病院ブログ

もうすぐ終わり

血圧が高くなるのは加齢現象で、普通のことである。
だから病気じゃ無いので薬を飲む必要は無い、そう言う先生もいます。

病院へ行って、血圧を測ったら基準値より高い!
そのまま血圧が高い状態を維持してたら、心臓病や腎臓病などの病気を起こしやすい。

なるほど!
病気を起こしやすいって事は、病気じゃないって事の裏付けですかね・・・
そう考えれば、高血圧は病気じゃ無いってのは正しいかもです。

しかし、そうは思わないこともあります。
なるほど若いうちは、食事や運動など生活習慣の改善などで血圧が下がることもあるでしょう!
でも老齢から起こる高血圧は、若い時と違って生活習慣の改善で下がらない部分もあります。

それは加齢に伴い、血管の弾力性が落ち血液の流れや自律神経の働きが悪くなっているなど、血圧が高くなる要因として体の組織の様々な変化があるからです。

そうなんです!
老齢になるとチョット生活習慣を変えたからって、血圧は下がりません!

加齢による高血圧は「生理的老化」、つまり加齢により誰にでも起きる変化です。 
しかもなかなか元には戻れず、悪化したら命にも関わるものです。
そのままにしておくと、病的な変化が起きてきます!

高血圧で薬を飲むのは、様々な病気の発症を予防するためです。
高血圧になると血管にかかる負荷が大きくなったり、眼や心臓、腎臓にトラブルが起こります。

また、病気から高血圧を起こすことがあります。
そのため高血圧が見られたら、体の中を調べていく必要があります。
特に猫ちゃんは腎臓病甲状腺機能亢進症心臓病などが隠れている場合があります。

やはり高血圧は普通とは思わずに、チャント対応していった方が良いですよね!
特に猫ちゃんの高血圧は、隠れ病の一つにもなっています!