【蒼太探偵シリーズ】犬の歩き方がおかしい?後ろ足のびっこは危険?原因と受診の目安

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【蒼太探偵シリーズ】犬の歩き方がおかしい?後ろ足のびっこは危険?原因と受診の目安

犬の歩き方がおかしい?後ろ足の原因と危険な症状(ふらつき・足をつかない)と受診の目安

目次

前足だけじゃない?今度は後ろ足事件

ある日の夕方、蒼太はシロといっしょに歩いていました。
すると、また小さな異変に気づきます。

蒼太

あれ……今日は前足じゃない。後ろ足の動きが変だ

シロは歩けないわけではありません。
でも、後ろ足がふらつくように見えたり、片方をかばうように歩いたりしています。
ときどき腰を落とすような姿勢になり、立ち上がるときも少し動きにくそうです。

蒼太

おいどん先生、今度は後ろ足がおかしいみたいです。
前足のときとは少し違って、ふらっとする感じもあります

おいどん先生

犬の後ろ足がおかしい原因は、大きく3つあるんだ。
①足先(指・足裏)のケガ
②膝や股関節の関節トラブル
③神経や腰のトラブル
が主な原因として考えられるんだよ!

特に「両後ろ足がおかしい」「急に立てない」場合は、神経の異常や重度の脊椎疾患の可能性があり、早急な受診が必要です。

犬の後ろ足は「3つのレベル」で考えるとわかる

犬の後ろ足のトラブルは、次の3つに分けて考えると整理しやすくなります。

結衣

後ろ足が変なときって、足だけ見ればいいんじゃないの?

おいどん先生

そこが大事なところだよ。
後ろ足の異常は、足先の傷だけでなく、膝・股関節・腰・神経から起こることもあるんだ。

末端(足先・指・足裏)

まず最初に確認したい場所です。

  • 爪が折れている
  • とげや異物が刺さっている
  • 肉球に傷がある
  • 指の間が赤い、腫れている

こうした異常があると、急に足をつかない、片足だけかばうといった症状が出やすくなります。

上位(膝・股関節・腰・神経)

膝・股関節・腰

後ろ足で特に大切なのが、関節のトラブルです。

このタイプでは、

  • スキップするように歩く
  • ときどき足を上げる
  • 立ち上がりにくい
  • 走るのを嫌がる

といった様子が見られることがあります。

神経・腰・脊椎

後ろ足で見逃してはいけないのが、神経の異常です。

結衣

後ろ足なのに、どうして腰や神経が関係するの?

おいどん先生

後ろ足を動かす神経は、腰から足に向かって伸びているんだ。
だから腰や脊椎にトラブルがあると、後ろ足がふらついたり、力が入りにくくなったりすることがあるよ。

この場合は、痛みだけでなく、

  • ふらつく
  • 足を引きずる
  • 力が入りにくい
  • ナックリングする
  • 両後肢がぎこちない

といった症状が出ることがあります。

蒼太

後ろ足って、足そのものだけじゃなくて、腰や神経まで関係するんですね。

犬の後ろ足の歩き方がおかしい主な原因(ケガ・神経・関節)

後ろ足をかばう、ふらつく、足をつかないときに多い原因は次の3つです。

ケガ

  • 爪や肉球の傷
  • 打撲
  • 捻挫
  • 靱帯の損傷

急に片足を上げた、散歩のあとからおかしいときは、まずケガを疑います。

関節の異常

歩けるけれど変、立ち上がりで悪化、運動後に目立つときは関節トラブルが疑われます。

神経の異常

ふらつき、足を引きずる、両足がおかしい、踏ん張れないときは、神経の異常を考える必要があります。

後ろ足で特に多い病気

後ろ足編では、次の病気を意識しておくとわかりやすいです。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼(パテは、小型犬でよく見られます。
膝のお皿がずれてしまい、

  • ときどき後ろ足を上げる
  • 数歩スキップしてまた普通に戻る
  • 曲げ伸ばしを嫌がる

といった症状が出ます。

前十字靱帯損傷

中型犬・大型犬でもよく見られ、急に後ろ足をつかなくなることがあります。

痛みが強く、腫れや跛行が目立ちます。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアはダックスなどでよく知られていますが、他の犬種でも起こります。

後ろ足の異常に加えて、

  • 背中や腰を痛がる
  • 抱くと嫌がる
  • ふらつく
  • 立てない

などがある場合は要注意です。

関節炎・加齢変化

シニア犬ではとても多い原因です。

朝や寝起きに動きが悪い、散歩の後半で疲れやすい、階段を嫌がる、という形で気づくことがあります。

自宅でできる後ろ足チェック手順

おいどん先生

蒼太くん、おうちでも順番に見ていけば、原因のヒントはかなりつかめるよ。
ただし、痛がるところを無理に触るのは禁物だよ。

蒼太

まずは触る前に、歩き方を動画で撮るのがよさそうですね。

STEP1 歩き方を観察する

まずは触る前に見ます。

  • 片足だけおかしいか
  • 両足ともおかしいか
  • 足を上げているか
  • ふらついているか
  • 引きずっているか

できれば横からと後ろから動画を撮ると、診察時にとても役立ちます。

STEP2 足裏・指・爪を見る

  • 異物はないか
  • 爪は折れていないか
  • 出血はないか
  • 指の間が赤くないか

急な跛行では、ここに原因があることも少なくありません。

STEP3 膝まわりを確認する

  • 触ると嫌がらないか
  • 曲げ伸ばしで痛がらないか
  • 左右差はないか
  • 腫れていないか

後ろ足では膝のトラブルが非常に多いため、重要なチェックポイントです。

STEP4 股関節や太ももを確認する

  • 太ももの筋肉が落ちていないか
  • 股関節を動かすと嫌がらないか
  • 立ち上がりで特に痛そうではないか

慢性的な関節の問題では、筋肉量の左右差がヒントになることがあります。

STEP5 腰や背中も見る

  • 抱くと嫌がる
  • 背中を丸めている
  • 段差を嫌がる
  • しっぽの動きが変

こうした様子があれば、腰や神経の問題も考えます。

チェックするときの注意点

  • 無理に押さえつけない
  • 強く曲げない
  • 痛がったら中止する
  • 立てないときはすぐ受診する

痛がる、怒る、キャンと鳴くのは大事なサインです。

こんな症状は早めの受診が必要

次のような場合は、様子見ではなく早めの受診をおすすめします。

  • 足をまったくつかない
  • 後ろ足がふらつく
  • 両後肢ともおかしい
  • 引きずるように歩く
  • 腫れがある
  • 強く痛がる
  • 元気や食欲が落ちている
  • 排尿や排便の様子まで変わっている

特に、立てない・急に動けない・両後ろ足がおかしい場合は、神経の異常も考えるため急いで受診した方がよいことがあります。

リスク先生

後ろ足の異常で特に注意したいのは、ふらつき・引きずり・両後ろ足の異常です。
痛みだけでなく、神経のサインが隠れていることがあります。

様子を見てもよいケースは?

軽く様子を見られるのは、

  • 少しだけ違和感がある
  • すぐ元に戻る
  • 元気と食欲がある
  • 強い痛みがなさそう

といった場合です。

ただし、1日以上続く場合や何度も繰り返す場合は受診をおすすめします。

探偵蒼太の結論

シロの後ろ足の様子を見た蒼太は、ノートにこうまとめました。

  • 後ろ足の異常は、
  • 足先のケガ
  • 股関節の異常
  • 神経のトラブル

など、いろいろな原因で起こる。

そして、

  • 片足だけかばうのか
  • ふらつくのか
  • 足を引きずるのか
  • 急になのか、徐々になのか

をよく見ることで、大切なヒントが見えてくる。

蒼太

前足のときより、後ろ足のほうが「腰や神経」まで考える必要があるんだね

おいどん先生

その通り。歩き方は、体が出している大事なメッセージなんだよ

まとめ

犬の後ろ足の歩き方がおかしいときは、

  • 足先のケガ
  • 膝や股関節の異常
  • 腰や神経の異常

が主な原因です。

結衣

前足のときより、後ろ足のほうが考える場所が多いんだね。

おいどん先生

そうなんだ。
だから歩き方の変化に気づいたら、足先だけでなく腰や神経まで考えることが大切なんだよ。

まずは、

  • 足裏
  • 股関節

の順で見ていくと、異常の場所が整理しやすくなります。

ただし、

  • 足をつかない
  • ふらつく
  • 引きずる
  • 両後ろ足がおかしい
  • 立てない

このような場合は、早めに動物病院で診てもらいましょう。

よくある質問(FAQ)

犬が後ろ足をときどき上げます。すぐ病院ですか?

軽くてすぐ戻る場合でも、繰り返すなら受診をおすすめします。膝蓋骨脱臼などのことがあります。

後ろ足がふらつくのは関節ですか?神経ですか?

どちらもありえます。
片足だけをかばう場合は、足先・膝・股関節などの痛みが原因のことがあります。
一方で、両後ろ足がふらつく、足を引きずる、ナックリングする、立てない場合は、神経や腰のトラブルも考えます。

ナックリングとは何ですか?

ナックリングとは、足先を正常に着けず、甲側を地面につけるような歩き方のことです。
神経の異常で見られることがあり、後ろ足のふらつきや引きずりを伴う場合は早めの受診が必要です。

シニア犬が立ち上がりにくいのは年のせいですか?

加齢だけでなく、関節炎や神経の異常が隠れていることがあります。

散歩は続けてもいいですか?

無理は禁物です。痛みやふらつきがあるときは安静を優先してください。

後ろ足が震えるのは危険ですか?

痛み、筋力低下、神経の異常などで見られることがあります。続く場合は受診をおすすめします。

後ろ足が急に動かなくなりました。緊急ですか?

はい。特に両後ろ足が動かない場合は、神経の異常(椎間板ヘルニアなど)の可能性があり、早急な受診が必要です。

後ろ足だけ震えます。様子見でいいですか?

筋力低下や神経の異常の可能性があります。続く場合は受診をおすすめします。

小型犬でも椎間板ヘルニアになりますか?

はい。
ダックスフンドで有名ですが、他の犬種でも起こります。
後ろ足のふらつきや、足を引きずる症状がある場合は早めの受診をおすすめします。

受診の目安

「なんとなく歩き方が変かも」

その違和感に気づけるのは、毎日見ている飼い主さんです。

  • 足をつかない
  • ふらつく
  • 立ちにくい
  • 引きずる
  • 痛がる

このような症状がある場合は、早めにご相談ください。

特に「ふらつく」「両後ろ足がおかしい」は神経の異常の可能性があるため注意が必要です。

蒼太

ふらつくだけでも病院へ行った方がいいんですか?

おいどん先生

後ろ足のふらつきは
神経の病気が隠れていることもあるからね。
続くなら受診がおすすめだよ。

リスク先生

両後ろ足がおかしい
急に立てない
こんなときは神経の病気が隠れていることがあります。
早めの受診が必要です。

探偵蒼太シリーズ

このコラムの登場人物のイラスト(おいどん先生、蒼太、結衣、リスク先生)

犬や猫の「吐く・下痢・食べない・元気がない」など様々な症状から原因、受診の目安など、病気を探る探偵蒼太シリーズです。
中学2年生の「蒼太」と獣医師の「おいどん先生」、蒼太の妹の「結衣」そして「リスク先生」が、受診の目安や危険なサインをわかりやすく解説します。

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